バイバイ、無責人

連休明け。

朝一で土産話をしてくれる子、とにかく休み明けの今日を楽しみにしていたと大はしゃぎの子。

コロナの休校があってから、休み明けに子どもたちと出逢える幸せが以前にも増して身に染みるような気がします。小学校低学年2割「眠れず」 休校でストレスか 兵庫県教委調査(神戸新聞NEXT) – Yahoo!ニュース 新型コロナウイルスによる休校明けの時期、兵庫県内の小学低学年の2割が「眠れない」と訴えていたことが、兵庫県教育委員会の調news.yahoo.co.jp

あの休校期間が今はなかったように語られなくもなりましたが、その影響は確実に子どもたちに残っています。

もしかすると、これからさらに色んな症状として出てくるかもしれません。

学力の保障が強く叫ばれましたが、こういう調査にはあまり反応はありません。

今日、生徒からもらった手紙にこんなことが書いてありました。

「先生は、「元気になったら学校に通えるといいね」って言うけど、(算数で言うと)元気で笑顔<学校に通うことって感じ。何もわかってない。」

この子のお姉ちゃんは、学校に通うことで体を壊し、それでも甘えてるだけだと言われ続け入院することになったのですが、それでも「学校に通えるといいね」「学校で会えるといいね」と言うことがどういうことを意味するのかをわかっていないということです。

まだ小学生にもなっていない子にこんなことを言わせてしまう社会に、私は嫌気がさしています。

何よりもそんな社会を変えることができていない自分に腹が立っています。

休校期間、学校の役割は託児機能だったんじゃないかと気付かされた方は多いんじゃないでしょうか。

だとすれば、「学校に行かないと大人になれない、社会で通用しない」なんて口が裂けても言えないしロジックが成り立ちません。

もういい加減、子どもや親を責めるなんて不毛なこと、やめにしませんか。

それよりも、子どもにとって最善の利益ってなんだろうって問い続け見守り続ける社会を創りませんか。

今日もたくさんの声が相談として届きました。

私からすれば、120点のがんばりをしている子たちやお母さんばかり。

そこからマイナス120点を突き付けられるのに耐えることは不可能です。

もう引き算で人を不安にさせる不安教育も不安商法もやめましょう。

相手にしなくていいです。

バイバイ、無責人。


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