進劇銃題やぎゅり場~絆王子と無限の一歩~
ipadとミキサーとポケットwifiを調べるのに、一日の大半の
時間を奪われる欲にまみれたおっさん三科です、こんばんは。
効率よく、質を高めつつ仕事をこなそうと考えている時間に
振り回されるという末転倒なことをして、楽しんでいます。
好きなことをしている時が一番人間って学習しますね、そうですね。
というわけでずっと書きたかったブログを書きます。
講演会が終わり、連休最終日に講演会と同じ場所の
千里コミュニティセンターで、進劇銃題やぎゅり場という劇団の、
不登校を題材にした舞台~絆王子と無限の一歩~を見に行きました。
お芝居の後にトークイベントがあり、そのトークゲストとして参加しました。
不登校とフリースクールについてふわっとですが解説をした後、
フリートークに参加するという、僕にとっても初の試みでした。
僕は劇というものに無縁で、劇団四季しか見たことがありません。
浅利慶太の本しか読んだことがありません(笑)
今年は成蹊女子校の軽音部からも、その道に進むという子の
話しを聞いていたので、
「よし!一回勉強しにいこう!」
と思ったのがキッカケでした。
もちろん劇団の代表は後輩だし、劇にスタッフも出演するということもありました。
お芝居をするにあたって、不登校について教えてほしいということだったので、
劇団員を迎え「ここ」で簡単な勉強会をしました。
とても熱心に考えてくれました。不登校の当事者だった子もいました。
その時に、このメンバーが演劇をすると絶対おもしろいやろなと感じました。
劇団四季しか知らんのに。
当日は2部制。
僕は2回とも見ました。
2回とも泣きました。
やられました。
劇団四季では泣きませんでした(笑)
あー、表現って音楽も絵もモノづくりも芝居もダンスも変わらないん
だなって思いました。
かなり遅めの芝居デビューでした。
劇の中で最も印象的だったのが、
「ようこそ不登校へ!」といって不登校生活を満喫している(ように見える)子の気持ちの
描写と表現の仕方。
その対比として、学校に皆勤で通いつつ不登校になった子もなんとかして
あげようとする優等生との衝突。
衝突、好きです(笑)
「学校に行くのが当たり前でしょ!」
「お前世界が狭いんだよ、つまんないやつだな」
うーん、思い出しただけでももっかい見たくなる。
前にも書きましたが、僕は思春期の葛藤を見るのが大好きです。
思春期に感じた矛盾に自分がどこまで真摯に向き合うかが、
その後どんな大人になるのかに大きく関わるような気がしてなりません。
よく保護者の方から、
「うちの子、私(お母さん)や父に対してすごく反抗的で、口も聞いてくれない時もあります。
このまま大人になったら大変なことになるんじゃないでしょうか?」
というようなご相談を受けます。
不登校も100人100様、全員に言えることではないですが、ほとんどの方には
「その年(思春期)で、『お父さん・お母さん、大好き!!』っていう方が僕は心配です」
と、返します。
それくらい自然なことだと考えています。
現に、思春期の時に僕に反抗的であったやつほど、大人になってから
はっきり自分の意志を持っているやつが多いです。これも一概には言えませんが。
皆勤賞の子も、不登校万歳の子も、劇ではすごく揺れています。
100%の自信が自分に対して持てません、当たり前ですよね。
学校へ行っている子も行ってない子も、行けという親も、行かなくていいよという先生も、
みんな不安を抱えた1人の人間です。
今までの「常識」なんてあてになりません。
そんなんじゃ「社会」に出て通用しないぞと、大人が言う「社会」自体が昔とは違うんです。
その大人が「社会」に出たことがないってパターンも多いです。
「皆」がしていることは疑うべきです。
「普通」と言われていることなんてほとんどウソです。
あ、やばい。これ言い始めるとスタッフから「また始まった」と言われるやつでした(笑)
とりあえず、見にいって本当によかったです。
劇団員のみなさん、ありがとうございました。最高でした。
ぜひ、この活動を続けてください。またバトりたいです(笑)
めいちゃん、おつかれさん!
NPO法人ここ
三科