うちの子の学校はエスカレーターなので。
土曜日の【あまかり】は、社会人の子どもサポーターが大活躍の日。
貴重な休日を「ここ」のために使ってくれる、とてもやさしくて個性的なお兄さんお姉さん。
今日も閉校後YOUTUBEの撮影をしました。
編集次第アップするでよければご覧ください。
新しい子どもサポーターの「団長」が初登場で初プレイの人狼で奇跡を起こします。
昼ご飯を食べ終わり、中学2年生から「ここ」に通い続けて5年。
長老と呼ばれている高校3年生の男の子と、大学受験について話していました。
生徒「いやー三科さん!オレももう受験やで!」
三科「マジであっという間やったなー。」
生徒「出発式(ここの卒業式)は三科さん泣いてまうやろ?」
三科「リアルな話をすると、お前の卒業を想像してすでに何回か泣いたことあるで。」
生徒「(爆笑)うそやろ!?まじか!!」
三科「いや、オレからしたら5年はあっという間やったけどそれでも色々あったからなぁ。何回も喧嘩して泣かせたし当時しかできひんこともたくさんしたやん。お前とは思い出がありすぎるわぁ。」
そんな話しをしていました。
この生徒のお母さんが、高校進学の際に知り合いの方にフリースクールを説明する時に、
「うちの子の学校はエスカレーターなんで♪」
と自慢げに言いましたとおっしゃっていたのをとても嬉しく感じた日が懐かしいです。
卒業シーズンはまだ半年後ですが、それでも半年経てばやってきます。
高校進学と同時に卒業の子もいるし、その時のことを想像して今一緒にいられる幸せを噛み締めることも多くなってきました。
当たり前の日常に感謝をし、いつお別れの日が来てもいいように一日一日を過ごすには通常の学校よりはフリースクールは合っているのかもしれません。
夕方に寂しさを感じる季節になってきました。
おっさんがいついなくなってもいいように、子どもたち同士を繋いでおくのも私たちの仕事。
今しかできないことを大切に、子どもの成長をしっかり記録し見届けたいと思います。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
お願い
新型コロナウイルスの感染拡大防止のための休校措置により、フリースクールの月謝収入が大幅に減ったことで経営が困難になりました。
皆さまのご支援で継続することができていますが、第2波が来ている今、長期的にフリースクールを運営するために引き続き寄付をお願いしています。
マガジンを定期購読をしていただくことで、フリースクールに通うことが経済的に困難な不登校の子どもの月謝を減免することができます。
【学校に行っている行っていないに関わらず誰もが認められ自立できる社会を創る】ためにご支援いただければ幸いです。
三科元明とフリースクール、そして不登校。|三科元明「NPO法人ここ」|noteフリースクールの日常から、不登校に関すること、子どもたちへの想いや出来事を記事にします。また、それ以外にも不登校を経験したnote.com