悩みどころと逃げどころ

 

 

今日は1冊の本を読みました。

悩みどころと逃げどころ (小学館新書 ち 3-1)www.amazon.co.jp
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プロゲーマーのウメハラさんと社会派ブロガーのちきりんさんの対談本です。

ちきりんさんの本は何冊か読んだことがあって、ビジネスに関する考え方や最近で言えばコロナ関係のツイートがとても参考になりました。

ウメハラさんのことは存じ上げていなかったのですが、ちきりんさんとは考え方が違うところがたくさんあり、全く違う生き方をしてきた二人だからこそ対談がとてもおもしろいものになっていました。

ウメハラさんは、学校の授業は寝る時間。

ほとんど勉強をせずずっとゲームをしてきた人。

一方ちきりんさんは、国立大学卒でいわば学校教育の恩恵を受けてきた人。

両極端な二人が極端な意見を交わし合う話しは、何度も笑ってしまうくらいとにかくおもしろい。

例えば、ウメハラさんは中卒で社会に出たため、バイトにしても損な役回りを強いられたり上から目線で見下されたりという経験をしてきたので、学歴社会は存在しているからこそ簡単に「学校がいやだったら行かなくていい」とは言えないと仰っていました。

レジのお金が無くなった時、犯人扱いされた話がとてもかわいそうでした。

それに対してちきりんさんは、いい学歴を持っている人こそ幸せに生きることができるテンプレートを信じすぎていて、自分が何が好きで何が嫌いとか自ら問いかける力とかが育まれず、相談に来られる人が多いので安易に進学なんてするべきじゃないという考え。

「学校は不利な人をより不利にする」とか「生きていく力が強い人ほど学校(学歴)に頼らない」「リアル社会の基本原則に則るのなら、授業中に寝る生徒を作る先生が悪い」などの言葉はとても共感できました。

個人的に、初めて知ったウメハラさんのことをもっと知りたくなったので、別の著書も読んでみようと思います。

ちきりんさんが教育をテーマにウメハラさんに持ち掛けた対談本。

なんとなく先生や学校の言うとおりに生きてきたけど幸せだとは思えないという方や、子どもがゲームばかりしていて不安という方、学校教育に違和感を感じている方におすすめです。


最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

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