今日の吹田校【あまかり】は待ちに待ったひらパー遠足。
ひらかたパークと言えば、割りと空いているのにアトラクションは結構楽しめるという遊園地(個人の見解)。
子どもたちのワクワクが前日からかなり伝わってきていたということもあって、当日の朝もテンションが高くなかなか大変。
まずは切符を買うところから。
今はICカードや電子マネーが普及したので全員買うことはありませんが、子どもたちの最初のハードルとして切符を買うことから始まります。
「ここ」は、下は小学校一年生から上は高校三年生まで抜けている学年はなく40名以上が在籍中。
困った時は年齢の差は関係なく助け合い。
切符を買う時も、通い慣れている子がそうでない子にしっかりと教えてあげていました。
この時はまさか、フリースクールのいいところだなぁと温かい気持ちになっていた私のハートを一瞬で凍りつかせる出来事がこの先待ち受けているとは全く思ってもいませんでした。
電車からバスへ乗り継ぎいざひらパーへ。
乗り物大好きな子のクイズに答えながら幸せな時間を過ごしていると、顔色を変えた高校生が急に、
「三科さん!!ちょっと来てほしい!!」
そう言うので、何事かと思い生徒の元へ向かうと、信じられないことを口にしました。
「やばい!!さっき〇〇がひらパーのホームページ観たらしいんやけど、今日“閉園”って書いてあるって!!」
は?
は?
は?
まさか、そんなこと。
時間が止まっている私に生徒はダメ出しのスマホの画面を見せつけた。
“水曜日は休園日です。”
マ、マジか!!
うそやろ?
あんな楽しみにしてくれてた遠足が…。
やばい、やばすぎる。
色んなことがやばすぎる。
すぐに責任者の馬場に伝えたと同時に、馬場のリアクションを動画で撮っておけばよかったと後悔する暇もなく、馬場が一番のパニック。
落ち着け、落ち着けオレたち。
急いでバスの進路先で皆で遊べる場所はないか調べまくると、どうやらラウンドワンとスポッチャがあるらしいという情報が。
運転士さんに確認をし、生徒に伝える間もなく「次で降りるで!」と叫ぶ。
他の乗客の皆さん、すいません。
わけもわからずドン・キホーテの前で降ろされキョトンとしている生徒たち。
あれ?ひらパーどこ?
心の声か現実の声かを聞き分ける余裕もないまま、馬場の口から現実を突きつけられる。
「みんな、ほんっっっっっまに申し訳ないねんけど、今日ひらパーはお休みでした。だから今からあそこのラウンドワンに行きます。ホントにごめんなさい!!」
しかし、それを聞いた生徒たちは自分たちが想像していた最悪のシナリオとは違い、
「そうなん?そしたらしゃーないしラウンドワンで遊ぼー!」
くらいのノリ。
しかもスポッチャがあるラウンドワンだったので、これはボウリング以外にも何か楽しめるものがあるに違いない。
そう思うしかない私たちは、ビビりながらもラウンドワンへ足を踏み入れるのでした。
奇跡が起こった遠足は、明日の後編に続きます。
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