不登校を前向きな糧として育むということ
「ここ」を始めて12年と半年。
今まで生徒の色んな節目に出逢ってきたが、昨日は中学生の時から「ここ」に通っている子の大学受験の日。
この1か月、プレゼンに向けて毎日馬場と準備を重ねているのを頼もしく思いながら眺めていた。
プレゼンの経験だけはそれなりにあるので馬場からアドバイスを求められたが、生徒から直々に拒否。
「オレはあの人ほど恐い大人には出逢ったことがない。」
そう言っていたそうな。
これまで何度も泣かしてしまうほどの多くの経験を共にしてきた生徒だけあって、さすがよくわかってらっしゃる。
ただ残念ながら、馬場もなかなかの熱血教師。
ビシビシしごかれながら原稿を進めプレゼンの練習をしていた。
試験前日は子どもサポーターを含め常勤職員全員に見られながらプレゼンの練習をした。
これまで100人単位の講演会から10数名の座談会まで、色んな場所に参加をしてくれた彼の経験が存分に生きている見事なプレゼン。
手前味噌ながら、この子以上のプレゼンをしてくる高校生は間違いなくいないだろうというのが正直な感想。
不登校という経験と向き合い、多くのことに挑戦してきた彼が得たものは本当に大きいと思う。
受験するのは我が母校。
頼むぞ母校、僕を入学させたんだから人を見る目は相当あるはずだ。
入試を終え今までゲームもほとんど禁止していたから、昨日は久しぶりにオンラインでゲームをしながら感想を聞いた。
本人は頭が真っ白になったと言っていたが、やり切ったことはとにかく誉めてあげたい。
これから入試ラッシュが始まる。
馬場と上岡の資格の試験も始まる。
三科もひとつのチャレンジをすることを決めた。
全員合格して全員でお祝いができる春を迎えたい。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。