判断はいつも0か100で、悪・即・斬の弊害
スケジュール調整機能に提案がある。
仕事の予定の調整などでLINEや調整さんなどを使う。
メンバーの予定が最も合う日がわかりやすく表示される。
これだけ考えるととても便利な機能なのかもしれないが、その予定の確認の仕方がどうもしっくりこない。
大丈夫な日時には〇、ダメな時には✖を候補の日時に回答する。
しかし、その間の調整可能なものになんと△という表示がある。
これって何?とスタッフに聞くと、例えば14時からは無理だけど14時30分からなら参加可能というものに△をつけコメント欄にその旨を付け加えるとのこと。
めんどくさくね?
それなら✖でよくね?
記入する側はそれでいいかもしれないけど、調整する側からしたらいちいち個別で対応しなければいけないことになる。
「〇〇さんがこの日は30分からしか参加できないんですけど皆さん終了時刻を30分後ろ伸ばしにすることは可能でしょうか?」
そんなことをする手間が増えるかもしれないと思うのは僕だけでしょうか?
それならいっその事〇と✖だけにしてもいいのでは?
〇にしても全員の日程が調整されるまでに優先すべき新たなスケジュールが入れば断らなければいけなくなるし、✖にしていても予定がキャンセルされれば行けるようになるかもしれない。
どちらにせよ予定が確実なものという前提なんて全員で共有することは不可能なんだから、それならもう曖昧な△なんてやめてしまおうという提案をしたい。
そんなことを思っていると、ふと小さい頃に言われた言葉を思い出す。
「あなたは正しいか間違っているかでしか物事を分けることしかできないのか。善悪も同じ。世の中にはもっとグレーな部分があって白か黒だけで判断できないこともたくさんあるんだよ。」
そう言われたその時は、
「うるせえバカ!お前らみたいな曖昧な大人がいるから悪がはびこるんじゃ!この世は所詮弱肉強食、悪・即・斬じゃ!」
と言って、偽物の侍魂のようなものを振り回していた。
今ならそれが理解できると思っていたが本質は変わらないのかもしれない。
あの頃から全く成長していないなぁと、スケジュール調整機能を見て感じたおっさんでした。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。