想定外は想定内

もうすぐ年末。

いや、もう年末。

これから怒涛の講演・研修ラッシュが始まる。

相変わらず人前に立ち話しをすることに慣れない。

ある程度内容を考えキーワードだけ書き出し話すこともあれば、プレゼンなどは一言一句全て覚えて臨む。

話しが脱線することは常、子どもの話しをすると泣きそうになり、笑いを取ろうとすれば滑る。

もう二度と呼ばれないだろうなと思うこともあるが、自分が思っているものと反応は違うことが多い。

講演を聞いて「ここ」に来ましたと言って下さる方が体感として増えてきた。

苦手だけどがんばってよかったと心の底から思う。

ブログを始めたきっかけも、人前で話すことが苦手だから。

4年前、プレゼンで大恥をかいた。

自分が笑われたことで、仲間に本当に申し訳なく思った。

いつまでも苦手なままではいけないと、まずは自分の気持ちを言葉に変える訓練をしようと決めた。

こうして想いを言葉にしていると、話しをする時に一度言語化した経験が生きる。

プレゼンで10分ほど一言一句間違わずに話ができるようになると、その文が無意識に別のシチュエーションでも使えるようになる。

少なくとも僕は、それだけしないと人前で話しができないことに気が付いた。

それからは、どれだけ忙しくても講演の依頼は断らないようにしようと決めた。

とにかく場数を踏む、恥を晒すことを恐れない。

もう二度と仲間に恥ずかしい思いをさせまいと心に誓った。

それからも何度も失敗を重ね、思い出すだけでも暴れたい衝動に駆られる経験は今でもある。

以前と違うのは、後悔をしなくなったこと。

手を抜かずにできる限りの準備をしていれば、例え結果が思うようなものではなくとも後悔はない。

修正を重ねながら動き続けることが、目標にたどり着く最速で唯一の手段。

思い通りになんていってたまるか。

いつも思い通りにいっていると言う人がいるなら、それは何も挑戦をしていない人だ。

想定外は想定内。

びびりながらも震えながらも前へ前へと足を運びたい。


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