親にそんなに考えられたら子どもであるオレたち私たちはますます不安になる
鬼滅愛
いきなりですが、鬼滅の刃の映画のエンディングソング【炎】、聞けば聞くほどいいですね。
映画の最後の最後にあの歌を流すのはせこいです、絶対泣きます。
そして、紅蓮華の時もそうでしたがLiSAさんのTHE FIRST TAKEの方が、歌がストレートに刺さってきて僕は好きです。
最後まで見ていただくとLiSAさんがどんな想いでこの歌詞を書いたかが少しわかる気がします。
紅蓮華も炎も自分にすごく重なるから泣けるんですね。
もちろん煉獄さんや炭治郎とも被ります。
朝から鬼滅愛を語ってしまいました。
2020年1月を振り返って【座談会】
明日から早くも12月。
今年はホントに大変な1年でした。
というわけで2020年を数回に分けて振り返りたいと思います。
1月は、座談会をしました。
生徒3人に登壇してもらって、不登校や親子関係に関する質問や悩み事をお聞きし答えるという形。
「親にそんなに考えられたら子どもはますます不安になる。」
「親が(不登校のことで)泣いた時、なんでそっちが泣くんと思った。ツラいのはこっち。」
「(親に対して)自分が子どもの頃を思い出してみて考えるといいんじゃないか」
「なんでそんなに学校へ行かせようとするのか」
「学校へ行かすと何で安心なのか」
「会話というのは自分の意見を一方的に話すことじゃない。子どもの想いも聞いてほしい」
「なんで子どもを信用できひんの?」
「素直に思ってることを伝えてくれればいい。「うっさいねん」と突っぱねても子どもは親の本気を感じている。伝えなければ何も始まらない」
今振り返っても子どもたちからは本質を突く素直な言葉が出てきた神回だったなぁと思います。
光の森同窓会
また、吹田市の適応指導教室【光の森】の教え子たちの同窓会もしました。
この頃はまだコロナの影響は全然ありませんでしたね。
皆社会人になり仕事をし立派な大人になっていました。
光の森と「ここ」の同窓会は、開始5分で幸せいっぱい。
「嬉しい」「幸せ」ってこういう感覚なんだなぁと、じっくりと噛み締められるほどの幸福感でした。
一通り思い出話しを済ませた後、同窓会をすることになったキッカケの話しをすることに。
幹事を努めてくれた子が、適応指導教室(というか教育委員会や教育従事者)が卒業生の追跡調査をしないことに疑問を抱き、僕もそこがキッカケで団体を設立したことをその子が知り、
「三科さんが卒業生の統計を集めてください」
とお願いをされ同窓会を開くことになりました。
そして、そのことを説明し僕からは皆にお願いをしました。
「皆がそうであったように、今も学校に行けなくなって不登校になった子どもとその保護者が生きるか死ぬかという所まで苦しんでいる現実があんねん。もしかしたら、こうやって集まっている今この瞬間、隣の家で死んでしまおうと思っている親子がいるかもしれへん。何とかしたい、ホントに何とかしたいんやけどオレだけではどうしようもないねん。皆の力を貸してほしいんや、お願い。」
「学校に行ってなくてもこうやって立派な大人になって生きてる子がこんなにたくさんいるっていう事実は、「この子は将来どうなってしまうんやろか」って不安でたまらん保護者とか「自分はもう大人になれへんのかな」って思ってる子どもからしたら、希望になるかもしれへん。皆の声と姿を発信させてほしい」
乱暴なお願いにも関わらず、皆二つ返事で了承してくれました。
そして生まれたのがこちらのマガジンと本の出版の話しです。
不登校を経験した卒業生4名が過去を振り返り今の想いを話してくれました。
有料ですがよければ読んでみてください。
帰り際、一人ひとりが僕にお礼を言ってきてくれました。
「三科さん、今日はありがとうございました。今でもこうやって(不登校の子どもたちの支援を)してくださってることは本当に嬉しいです。」
と言ってくれました。
【してくれている】。
みんな不登校支援を【してくれている】と言っていました。
あの時不登校だった子どもが、そんな風に思ってくれるんだと思うと、今まで自分が取り組んできたことは間違いではなかったのかもしれないと思えました。
お礼を伝えたいのは僕の方なのに。
こうして何年経っても集まってくれて、遊んでくれて、一緒にお酒を飲んでくれて、「ここ」の子たちにお土産をくれて、ありがとう。
心の底からそう思い感謝をしました。
1月はこうして人の集まるイベントも開催できたんです。
今思えばコロナ前の幸せな期間でした。
というわけでひとまず2020年の1月を振り返りました。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。