お母さんはもう20点でいいんじゃないか
今日は朝に淡路校【ういるも】の看板設置があった。
これでロゴマークはJR淡路駅から丸見え。
後は阪急淡路駅からも見えるように別のロゴを貼ります。
完成が楽しみ。
今日で術後4日目。
メスを入れた部分の膿もだいぶマシになり、少しずつ日常生活を取り戻しつつある。
昨日は1日中パソコンで助成金の申請書類の作成。
一つ終わらせたものの明日までにさらにもう一つ。
気晴らしにどこかに行きたいが、それも緊急事態宣言が解けるまでの辛抱。
何より淡路校【ういるも】の掃除と明日のオンラインイベントの準備がある。
まだご覧になっていない方はぜひ。
あと、福岡が初登場した動画もよければ。
うちの動画では断トツで再生回数が多いです。
オンラインシンポジウムは明日の10時30分からスタートですー。
今日は、よくお受けするご相談で思うことを少し記事に。
「ここ」に最初にお問い合わせをしてくださるのは9割がお母さん。
「ホームページで観ました。」
「○○さんからのご紹介で…」
そう言って連絡をしてくださります。
話しを聞いていると、「ここ」のことは以前から知っていてお母さんも通わせたいし子どもも見学に行くとのことだけど、お父さんは学校に戻れの一点張りという状況。
いや、今はまず家族以外の人との触れ合いの中で自分を取り戻してとにかく笑顔で過ごしてほしいとお母さんは言う。
でもお父さんはどこか不満気。
なんなら「お前の躾が悪い。甘やかしてる。オレが学校に連れていく」なんてことも。
お母さんは子どもとお父さん、またはお父さんや祖父母との板挟み状態。
そんな中で、家族を説得するための方法も必要になっていることも往々にあります。
そういう時にいつも思うのは、子どももしんどいけどお母さんもめちゃめちゃしんどいなぁということ。
大きくなるまで一生懸命子どもを育て、ようやく子離れかと思いきや学校に行けないという状況で今までの全てを否定されたかのように言われる。
学校からの情報はほとんどなくどこの誰に相談していいのかもわからない。
そもそも相談なんてするものなのか、自分が悪いだけじゃないのか。
子どもが学校に行けばそれで済む話だから無理やり学校に連れて行こう。
お互い涙を流しながら学校を目指す。
それがお互いのためだと信じて。
でも、やっぱりどう考えてもおかしい。
我が子がこんなに拒否するのにはそれだけの理由があるはず。
言えないかもしれないし言語化できないかもしれないけど、小さい時から一番この子を見てきた自分だからこそわかる違和感。
そこを天秤にかけた時、我が子が我が子らしく生きる方が傾き決心をされ「ここ」に連絡をしてくださる。
時にはそれが3年4年と続いた後のことでもあれば、死ぬ覚悟で生きてこられた方にもお逢いする。
そんな地獄の日々を送った方が勇気を振り絞って「ここ」の門を開けてくださる。
どう考えたってお母さんが辛すぎる。
どう考えたってお母さんが社会から孤立している。
「ここ」に辿り着くまでも恐らくものすごい量の情報を仕入れて、誰に相談できることもなく多くの決断をされたのだと思う。
365日24時間子どもと向き合い自分を捨ててでも子どもの命を守ってきてくださったお母さんの現状と向き合い、この社会はそんなお母さんと子どもをもっと支えるべきだと思う。
そうしてようやく僕たちと繋がったお母さんには、子どもはとにかく任せてほしいとお伝えする。
その理由は2つ。
1つ目は、子どもが「ここ」を好きで通うようになってくれたら子どもが元気を取り戻すのはとても早いから。
そこからどんどん成長して自分らしく成長していく姿をこれまで何十人と見てきたからそこは安心してくださいと。
もう1つは、お母さん本当に今までお疲れさまでしたと自分で自分を誉めてあげてほしいから。
到底人間一人では抱えきれない苦労をこれまでどれだけ孤独に耐えてきたのか。
我が子を守るのは自分しかいないなんてお母さんに思わせる社会なんて絶対におかしい。
子どもは社会全体で支えるものだ。
学校だけでもフリースクールだけでも地域だけでも、ましてやお母さんだけでなんて支えられるはずがない。
だから、お母さんにはもうゆっくり休んでほしい。
100点満点のところを今まで120点をオーバーしてきたんだから、これからのお母さんは20点でも10点でもいいと思う。
好きなことを思いっきりしてほしい。
朝ご飯は夕食の残りでも昼寝をしても洗濯をし忘れても買い物がめんどくさくても晩御飯が作れなくても夜更かししても全然いい。
この国はお母さんに何もかも背負わせすぎだ。
子育てとか教育とか躾とか家事とかご近所付き合いとか仕事とか休日の過ごし方とかとにかく求めるハードルが高すぎる。
お母さんも周りが完璧にしているように見えてしまうから、真面目なお母さん程ついついがんばろうとしてしまう。
がんばらなくていい。
だって、そんなお母さんを見て育った我が子は自分が大人になった時同じように100点を目指して倒れてしまうから。
そして、自分のために我が身を粉にして働き続けるお母さんを見て子どもは申し訳ないと思うから。
「なんかお母さん楽しそうだな、うれしいなー。」
親の笑顔は子どもにとっても嬉しいはず。
「お母さんがだらだらしてるから自分も一緒にそうしよー。」
親が思ってる以上に子どもは自分のことを考えているので、そんな風に思われても別にいいじゃないかと思います。
だらだらできる我が家、最高じゃないですか。
家でもだらだらできずにいつも気を張っていることを誰も望まないはずです。
今日も20点で過ごしましょう。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
編集後記
だらだら三科の最近の休日は、ひたすら寝ています。
朝寝、昼寝、夕寝をかまします。
だらだらとYOUTUBEを観ながら食っちゃ寝食っちゃ寝。
仕事はと言えば、毎日子どもたちの笑顔に包まれていて幸せすぎるので、もはや休日です。
まだまだコロナの影響でしたいことができない日々が続きますが、いい感じに皆でだらだらしましょう。