1000万人総不登校を経験したからこそ知ってほしいこと
こんばんは。
星座は3つくらいしか言えない三科です。
形で覚えるん難しくない?
今日の記事は、以前にコロナ禍で起こした文章を加筆修正したものです。
休校措置により、例外なくどの子も学校へ行けない状態=ある意味不登校になりました。
在宅が増えるとDVの相談が増えたと毎日報道されました。
親子ともにストレスが溜まり、気が狂いそうになるとのこと。
その対応を早急にしなければと行政も民間も四苦八苦しています。
ん?これって不登校の子どもの家庭がずっと抱えていた問題じゃないのか。
家庭内暴力も昼夜逆転も家出もDVも虐待も自殺も精神疾患もリスカも、どれもずーっと不登校の子どもの家庭は誰にも相談できず解決もされず支援も受けず苦しんできた。
その苦しみの母数が増えたことで、ようやく顕在化され社会課題と認識されようとしている(まだされているようには思えない)。
不登校の子の健康診断についても同じ。
不登校の子どもは精神疾患や虫歯のリスクも高いにも関わらず、早期に発見される仕組みが自治体によってバラバラ。
つまり各自治体共通の仕組みが構築されていない。
毎年健康診断がある6月に、去年は全員受けることができるかわからないとなり、学校現場では対応に追われまくったとのこと。
正直ちょっと腹が立つ。
いや、だいぶムカつく。
だから何回も何十回も行政の不登校支援は全く刺さってないって言ったやないか。
不登校の原因の仮説がそもそも違うから対策が刺さらへんねんと。
いや、もっと言うなら原因に囚われ過ぎ。
そんなもんあることもあるしないこともある。
もっと一人ひとり、一家庭毎の、一学校毎の背景を丁寧に紐解いて、個別の対応を多角的にしていかへんかったら問題は解決していかへん。
僕が怒ってるのと同じように、不登校の子どももその保護者もヘルプを出しても動いてくれなかった、いやむしろ批判された・親や子のせいにされたと仰る方がどれだけ多いことか。
そのことが、親子の今後の人生にどれだけ影響を及ぼすか考えたことがあるのかと言いたい。
どれだけ涙を流して、血を流して、這いつくばって生き抜いてきた過去があるのか想像したことがあるのかと言いたい。
「ここ」に来てくださる皆さんも、卒業していった教え子の皆も、そして今の生徒たちも、出会った時は、
「よくぞ生きて辿り着いてくれた」
と抱きしめたくなるような人たちばかり。
エラそうなことばかり言っているけれど、一番腹が立つのはそんな方々に対する自分の無力さかもしれません。
何もできない、できていないのは自分も同じ。
だからこそ、この問題が子どもを持つ全家庭で共有された今だからこそ、全力で力を合わせて解決の道に進みたい。
もう、Afterコロナに不登校という社会課題が置いてきぼりにされるBeforeコロナと同じ状況のままであることは絶対になくしたい。
1000万人の子どもの総不登校の時期の今こそ、声を大にして訴えかけたい。
不登校の課題解決なくしてコロナが巻き起こした問題の収束はあり得ないと。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
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