幸せは伝播する
今日は、4月から淡路校【ういるも】の常勤職員になる笑美里の結婚式。
ちょうど1年前くらいに、電話1本で三重からやってきた大学生。
「フリースクールで働きたいんです!」
そんな飛び込み方ある?
未だにおもしろい出逢いだなぁと当時を懐かしく思います。
最初の面談はコロナ真っただ中。
「ここ」が継続できるかもわからない時に1年後の採用を決めることはできないし、フリースクールで働きたいならもっと色んなところを周ってから決めた方がいいと伝えました。
「ここ」の理念や活動内容に共感してくれたとも聞いたけど、全て理念通りにできているとは思えないからとりあえずインターンとして初めてみたらとも言いました。
インターン当初から「ここ」は激動の時を迎え、あまり見せたくないようなところまで最初から見せることにもなったので、正直もうこれは愛想を尽かされただろうなとも感じていました。
それでも、「そのままで受け入れてぶつかれるところがいいんです!」とむしろ笑顔。
うーん、これはマズいと思いました。
ピュアすぎる。
こんなピュアだったらどこかでものすごく傷つく経験をしてしまうんじゃないかと逆に不安になったことは事実です。
まだまだ不登校への差別や偏見は多く、理解のない言葉はもちろん罵倒されたり敵対視されてとんでもないことを言われることもよくあること。
「ここ」の経営状況も包み隠さず伝えた上で諦めてもらおうと思ったこともありましたが、この子が「ここ」の職員になり力を付けた時は恐らくすごいことになるだろうなとも感じ、腹をくくり切れない自分がいました。
いつものようにネチネチと、
「こんなふにゃふにゃした代表やで、ぶつぶつ…」
と言っていると満面の笑みで、
「大好きです!」
の一言。
あ、これはだめだ。器が違う。
覚悟をしようと思いました。
そこからはもう徹底的にどんな状況になろうと働き続けてもらえるように準備を重ねました。
必ず福岡と化学反応が起きて淡路校【ういるも】はおもしろくなると、去年の夏頃から妄想をしていました。
式はもう最初から泣きっぱなし。
全てに二人とご家族の皆さんの愛がこもり過ぎてる。
50回は練習をした乾杯の音頭も、あまりの温かさに頭が全て真っ白になり大恥をかいた。
式や披露宴に職員全員で参加させていただき、益々身が引き締まった。
最強で最高のチームを作るんだと改めて思った一日でした。
笑美里、おめでとう。
幸せな時間と、幸せを教えてくれてありがとう。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
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