卒業生の声⑤不登校でよかったとなぜ思えるのか
連続投稿記事の最終話です。
最後の記事は、彼の優しさがとても詰まっているなぁと感じます。
なるべく多くの方に読んでいただきたいので、最終話は公開致します。
不登校になってよかったか?
その当時の気持ちとして、不登校の人の気持ちが分かるのは実際になった人だという感覚があり、すこしでもそれが役に立てばとカウンセラーの道を歩めるよう心理学系の大学に決めました。
4年通い色々学ばせていただき、ボランティアもしている中から、カウンセラーと高齢者の事について興味が出始め、一度は心理学の大学院を受けましたが、圧倒的に英語を勉強しておらず落ちてしまい、もう一つ興味があった高齢者福祉の世界に飛び込みました。
そこで既に5年目まで無事に働けています。
正直ちゃんと学校に行っておいた方が良かったな~って思った事はありません。小学校・中学校で良かったことは、良き友達と先生に出会えた事が全てでした。
勉強については学校で学ばなくても十分やっていけましたし、今働いていても特別に不便を感じません。
強いて言えば学校は関係なくて、自分でもう少し勉強に立ち向かっていけばよかったな~と思うくらいです(これは誰でもそうだと思います)。
言い方が悪く、誤解を生むかもしれませんが、学校ではなく不登校の人が通う光の森に行けて本当に良かったと思っています。
その環境が私にとっては非常に良く、不登校になって良かったと思う程でした。
今不登校のお子様がいる保護者様へ
今そうなっている状況で、きっと色んなことを考えて下さっていて、お子様の為にとんでもなくたくさんの事を考えて下さっていると思います。本当に頭が上がらないです。
その気持ちがあるだけで間違いなんて一つもなくて、私がそうだったようにお子様もきっとその両親の愛をどこかで受け止めていてくれているはずです。
ただ、いろんな方法が目の前に来ない。
この社会の環境ともいえる現状を私は危惧しています。
今はもう学校に普通に行くという道だけが全てではないと私は思っています。
例えばそれは私みたいに場所を変えてみたり、学校に行く手段を変えてみたり、いっそ学校には行かないで勉強だけ頑張ってみたりするように・・
なのに想像以上にその方法は自分で探さないといけないというハードルの高さがあるんですよね。
きっとそれはご両親の負担にもなるかもしれませんし、私の言葉や方法に何か思う必要はありません。
でも、それを含めて、本当に色んな方法が今は増えてきています。
少しでも不安や負担など、思いがあるなら一度誰かに話してみて欲しいです。
私の両親もいろんな方と話して色んな方法の中から私に合う場所を選んでくれました。
話すことは恥ずかしい事でも悪い事でもないです。
本当に今は結構な人が社会の変化とともに不登校になりつつあって。
それが普通になっています。
もし誰も話す人がいなかったらそれも恥ずかしいことじゃないです。
そんな人も普通にいます。
そんな時はまず最初の一歩でいいので【ここ】の人にも話してみませんか?
きっと方法が広がるはずです。
1%でも気持ちが伝わって救いになれば嬉しいです。
今学校が辛いと思う君へ
今君はどんな気持ちですか?
学校が辛いですか?
行きたくないですか?
人と会うのが辛いですか?
勉強がつらいですか?
それともどこか心の中では行きたいと思っているのかな?
そんなことじゃない事を思っているのかな?
その全ての気持ちは悪いことじゃない。
恥ずかしい事でもない。
誰でもそう思うことがある当たり前の事なんです。
私だってそう思ってた。
だから今の君のままでいいんです。
私だって学校には小学校、中学校とほとんど行かなかった。
それでも大丈夫だったんだ。
色んな方法を試してみて今は社会できちんと生きているよ。
不安かもしれないけど本当に大丈夫だったんだ。
どうしても学校に行きたくないと思っているなら、それは誰だって得意な事と苦手なことがあるように、もしかしたら学校という方法が君に合っていなかったのかもしれない。
学校に行きたくて行けないのならそれは違う方法を試してみるのも良いかもしれない。
そういう考え方もまた普通なんだから。
私のいう事なんか信用できないかもしれないもし気になるなら不登校で偉い人を調べてみるとこんな人だって不登校だったんだって思うかもしれない。
別に不登校は悪いことじゃないんだ。
どうしても辛かったら誰かに話してみて欲しいもし誰も話せる人がいなかったら【ここ】の人に話してみて?
誰でもいい、私でもいい。
君だけの方法がきっと見つかるから。
私はそう信じています。
絶対大丈夫だからね。
私たちはあなたというぜったいに未来ある君も大好きなんです。
会ったことが無くてもこの気持ちは確かなんです。
それだけの価値があなたにはあるんだから。
いつかどこかで会えたら遊んだりお話しましょう!
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。