フリースクールの作り方と聞くと眉間にしわが寄る話し

外出ができないため、普段はめんどくさくてしない各種契約手続きをコツコツとすることに。

ネットでできないことはコールセンターに電話するものの、同じような発想の人が多いのかなかなか繋がらず。

それでもコツコツと一つひとつ終わらせていくと、とてもスッキリ。

スマホやポケットWi-Fi、家のネット契約に淡路校【ういるも】の電気会社・ネット会社など頭が混乱してしまっていた。

これ以上フリースクールが増えるともう自分の手には負えないだろうなと思っています。

さて、ゴールデンウィークは少し頭の方も整理をしてフリースクールや不登校のことについて記事にしたいなぁと思っています。

ここで言えること、言わない方がいいことなどを考慮していると結局何にも言えなくなりそうですが、なるべくそういうことを省いて思ってることは誤解を恐れずどんどん発信していきたいと思っている系男子です。

もうすぐフリースクールの作り方という本が出版されるそうです。

記憶が正しければ「ここ」も加盟しているフリースクール全国ネットワークからの出版だったと思います。

今までそんな本はなかったと思うし、これからどんどんフリースクールができていってほしいなぁと思っているので嬉しい反面、あまり期待はできないなぁとも思ってしまいます。

先に言っておきますが、この本を否定する気はないしそれどころかとても喜ばしいことだと個人的には思っています。

どなたがこの本に携わったかはまだわかりませんが、恐らく僕もとてもお世話になっている方々も何らかの形で執筆されているだろうからぜひ読ませていただきたいという思いもあります。

ただ、本音を言うとそんな気持ちだけではないという話しです。

2016年にビジネスプランコンペedgeに出場してから、一緒に仕事をする人たちが劇的に変わりました。

自社の経営方針や理念などあらゆるところにメスを入れてくださり、ただのボランティア団体だった「ここ」をどうするかという決断をしなければいけないことになりました。

あの時の苦しみを思い出せば乗り越えられないことはないなと思うくらい痛みを伴う変化でしたが、結果あの時の決断がなければ「ここ」は存在していないだろうし今出逢うことができた多くの人たちにも出逢っていなかったことは間違いありません。

その時に、全国のフリースクールを調査しまくりました。

フリースクールって経営できてるところあるんだろうか?

あるとしたらどうやって経営してるのか?

どれくらいの規模か?

ネットで調べることができることは全部表にして、それ以外はスパイとして電話をしてでも情報を掴みにいきました。

正に生きるか死ぬかの瀬戸際だったので、プライドなんて一切捨ててできることは何でもしました。そこは今でも変わりませんが。

結果、全国でフリースクール事業として成立していると言えるところは東京シューレくらいでした。

あとは、規模も小さく見本にならないとは言えないものの経営モデルというには難しいところばかり。

関西圏は、実際に見学に行ったり勉強会を開いて質問しまくったりしましたが、どこも大変な経営状況。

なぜ?

こんな状況で自分たちにフリースクールの経営モデルを作ることができるのか?

調べれば調べる程頭を抱える日々でした。

だからこそ、フリースクールの作り方ってそんな簡単に言えるの?と素直に喜べず懐疑的なんです。

そんなものがあれば、とっくの昔にフリースクールはもっとできまくっているはず。

なんでこんなに潰れまくってるの?と言いたくなるくらい悲鳴はあちこちから聞こえてきます。

フリースクールを立ち上げたいと言って、「ここ」にもたくさんの人が見学や相談に来られます。

嬉しい反面、「ほんまに大丈夫か?」と思ってしまうこともよくあります。

簡単に手に入るノウハウのようなものを持ち帰りふわふわと運営してしまうんじゃないか。

それだと結局被害を被るのは不登校の親子。

自分たちがそうだったから、その姿を思い出せばよくわかるんです。

だからこそ、同じ轍を踏まないでほしい。

もっと言えば、そんな経験も一緒に乗り越えてこの業界を作り上げる仲間が欲しい。

そう思います。

細かく言えば、フリースクールには拘っていないので「この業界」というよりは「この社会課題」を解決するための仲間ですが。

なので、出版は素直に喜べないなぁという話しでした。

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

編集後記

書き終えてから気付いたのですが、こういういわば経営物の記事は書かないようにしようと決めていることをすっかり忘れていました。しまったー。

夜に書くと、ついつい不安な精神状態で経営のことばかりうじうじと考えているので、自然とそんな誰も興味がない話しをつらつらと書いてしまう癖があります。

残念、でも本音です。