誰もがみんなカーオブザイヤー
「チキンラーメン」
「寝ぐせ」
「実験に失敗した後」
色んなことを言われたパーマ頭をバッサリと切って、気分転換。
もはやこのスッキリ感を味わうためにパーマをあてていたんじゃないかと思えてきた。
何だか気持ちがモヤモヤする時はとにかく髪を切る。
だいたいそういう時は、髪の毛もボサボサで爪が伸びていて部屋が汚い。
多動な僕は、昔から片付けが苦手。
ランドセルを忘れて学校に行くことも、ランドセルを学校に忘れてくることも数えきれないほどある。
雨の日に傘を持とうものなら1日でどこかに忘れてくる。
大袈裟ではなく100本くらいは無くしていると思う。
最近も3本無くした。
もう持たないと決めている。
性格上なるべく物は持たない。
仕事の服も冬と夏の2パターン。
1シーズンに同じ服を2着、着まわしている。
だから、髪の毛も何でも断捨離をすればどんどん自由になれる気がする。
パーマを当てたのもワックスから解放されるため。
もう十分楽しみました。
夜はそれぞれの持ち場の職員と食事。
オフコミュニケーションは何度取っても取り過ぎることはない。
その中で、改めて自分たちはマイノリティなんだということを確認。
経歴、働き方、職場環境、仲間、成長の過程、など。
見本はない。
正解を教えてくれる人もいない。
というか正解なんてない。
そんな世界に飛び込んだ人の集まり。
誰一人として同じような環境の者はいない、ある意味当然のこと。
だからホントは皆マイノリティ。
個別最適化、特別支援。
ホントは全員に必要なこと。
子どもはもちろん、大人も。
B’zも言っている。
誰かが待ってる、どこかで待っている
死ぬなら一人だ、生きるなら一人じゃない
孤独に苛まれ苦しくても、生きていれば誰かが待っているかもしれない。
そうやって僕たちはこの孤独感を埋めているのかもしれない。
だから、せめてこの小さなコミュニティの中で支え合って迷惑をかけあって生きることが大切なんだと思う。
卒業生が社会人になり、1年目に飲みに行った時に言っていた。
「本当は、こうやって毎日朝起きて働きに出掛けることも、家事をしたり育児をしたり介護をしたり勉強をしたり遊んだり、普通だと思われているようなことでもすごいことなんじゃないか。だから皆が皆を誉めてあげたらいい。」
テレビでは、どの車でも言っているんじゃないかというくらい「カーオブザイヤー」と紹介されている。
1年で何台がその称号をもらえるのかは知らないけれど、全員にあげる賞もあっていいじゃないかと思う。
何かができたり何かをしていたり何かに所属をしていたり何者かであったりしなくても、みんなすごい。
自分ではそう思えなくても人が集まり支え合えば、そこにはそれぞれのリスペクトが生まれる。
誰もがみんな、カーオブザイヤーだ。
ヒューマンオブザイヤーだ。
僕もあなたも。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
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