明日はいよいよKOKOcafeオープン。フリースクールここという港からの出発の物語

今日も朝は淡路校【ういるも】へ。

なるべく存在感を消し用を済ませたら帰る三科。

達成感の横取りはしてはいけない。

明日いよいよKOKOcafeオープンとあって、生徒たちも職員の笑美里も気合いが入っている。

連日遅くまで気合を入れて準備をしていた笑美里。

実は相当大変なことが次から次へと襲いかかっていたにも関わらず、なるべく外にはそれを見せないように取り組んできた。

正直要領がいいとは言えないし不器用だなと思うことも多々ある。

けれど、そんなこと「ここ」では一切関係ない。

「上手に」「ミスなく」「正確に」なんて言った試しがないし、そんなことは業務における優先順位のはるかランク外。

子どもたちと保護者をどれだけ想うか。

我々のミッションである【不登校の親子の道しるべ】にいかにしてチームとしてなるか。

そして、その先にある【学校に行っている行っていないに関わらず誰もが受け入れられ自立できる社会を創る】ビジョンに一日でも早く近づけるか。

笑美里は入社して間もない新卒の社員だけど、そんなこと全く気にもならないくらい自分で考え行動しカフェのオープンまでただただ走った。

生徒たちはもちろん、笑美里パパや保護者の皆様、寄付・寄贈いただいた関係者の皆様の多大なご協力もいただき実現しようとしている。

画像1

画像2

画像3

OBの保護者の皆様からのお祝いの観葉植物もいただきました。

生徒たちの声を集めて作って下さったポスターも飾らせていただきました。

この後、アクリル板のパーテーションやソファーを設置したりしなければいけませんが、ひとまず保護者の皆様にお披露目させていただきます。

明日はテレビ大阪さんやNHKさんが取材にきていただきます。

生徒たちはやる気満々。

明日は大雨の予報だけど、子どもたちはお構いなしですね。

フリースクールここは、小さな港です。

ここから次の港に出発するためにガソリンを入れたり船を大きくしたり仲間と出逢ってそれぞれが出港します。

管制塔もたくさんあって、航海の途中で行き詰まったり引き返そうか迷った時はその知らせが来ます。

正解を一周も二週もして帰ってくる子もいます。

そんな子たちと皆でお酒を呑むことが僕の生き甲斐です。

ガソリンが足りなかったり途中で帆が破れてしまった子たちが帰ってくることもあります。

また補給して修理して出港します。

船を直す間、いっぱい話しをすることもあります。

やっぱりあの港にしようかと行き先を変えることもあります。

一筋縄ではいかないのは当たり前です。

誰だってそうです。

そんなもんなんです。

その港の一つとして、淡路校【ういるも】はできました。

いきなり出港するのは不安だから、港で航海の練習ができる場所を作りたいと思い理想の場所をずっと探してきました。

やっとできると思ったらコロナが襲い掛かり頓挫しました。

そんなもんです。

でも、フリースクールここという港は幸いなことにとても優しい皆さんに支えられて今まで維持することができていました。

頓挫した時も、もう「ここ」はやめようと何度も思いましたがたくさんの方々が支えてくださり再び「ここ」という港を再開することができました。

コロナ禍でここ飯BARも再開のめどが立たない中、CAFEをオープンすることは正直抵抗がありました。

ただ、自分たちが次に何ができるかを考え具現化する時にこの就労体験ができるCAFEは必ず必要なんだという結論に何度も辿り着き諦めることができませんでした。

淡路校【ういるも】のオープンには、キッズドア基金様、パブリックリソース財団様からの助成をいただき実現に至りました。

コロナ禍でも、コロナ禍だからこそオープンに踏み切ることがどうしても必要でした。

その実現に向けて舵を切ってくれた笑美里の姿もぜひ見に来てください。

6月は保護者の皆様に向けて週に一度、7月以降はコロナの状況や子どもたちの様子も見ながら徐々にオープンにしていく予定です。

子どもたち、緊張してるやろなー。

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

お知らせ

今年2月にオープンしたフリースクールここ淡路校【ういるも】の1階に、コーヒースタンドがオープンしました!オープンを記念しコーヒースタンドを使って無料体験会を実施します。
おいしいコーヒーの淹れ方を研究したりお菓子づくりをする予定です。
日時:2021年6月10日(木)14時~15時
場所:フリースクールここ淡路校【ういるも】(大阪市東淀川区菅原5-9-8)
定員:3名
費用:無料
お申し込み:https://npokoko.org/contact/
または06-6382-5514までご連絡ください。

画像4

お願い

※おかげさまで50名以上の方に定期購読者になっていただきました、ありがとうございます!

今までの子どもたちとの関わりから見えてきた不登校の子どもたちのしんどさに対する有効なアプローチや、親としての関わり、学校や先生としての関わり、卒業生や保護者の声をまとめた本の出版に向けて定期購読マガジンを発行しています。

月1000円で全ての記事を読んでいただくことができます。

いただいたご寄付は、金銭的な理由でフリースクールに通うことが困難なご家庭の支援に活用させていただきます。

httpss://note.com/npokoko/m/m00a830aa72ab