日本初?フリースクールにできたカフェ!
いよいよ今日はフリースクールここ淡路校【ういるも】にKOKOcafeがオープン。
朝からバタバタと大忙しの模様。
職員の笑美里は昨晩終電ギリギリまで準備をしていた。
この日のためにかなりのエネルギーを費やした。
「三科さん!クッキー食べたらあかんで!!」
いつもバレないようにつまみ食いをしているのに、今日は監視役がいて冗談では済まされなさそうな空気。
そんな時こそふざけて地雷を踏むのが小学生男子の性なのかもしれないけど、アラフォーのおっさんは地雷の避け方を覚えてしまった模様。
昼前からいつもお世話になっているNHK記者の方、テレビ大阪の取材が入るも意外と子どもたちは平気な様子。
肝っ玉が大きい。
かわいすぎるショットがたくさん頭の中にもカメラにも残せたけど、独り占めをお許しください。
よければ途中までYou Tubeで公開されています。
全国5000万人の三科ファンの皆さん、三科のインタビューは全面カットです。
放送では流れていたのにどうやって見るのかがわかりません。
とはいえ、小学生の時からカフェしてたよなーと10年後に話しをする姿が今から楽しみ過ぎてたまりません。
その時にこの映像を見直して、大人の姿で同じシチュエーションを再現した映像を撮りたいなぁ。
なんせ、子どもの時に抱えていた大抵の問題なんて大人になればいい思い出。
それは不登校が背景にあろうが関係ない。
卒業生全員がもうそれを証明している。
「お前らあん時ホンマ大変やってんからなぁ!!!」
そう言っても本人たちは、
「そんなことあったっけ?」
と知らん顔。
そんなオチなんです。
ただ、それと「不登校の親子が被る社会的不利益」は別問題。
その社会課題の解決のために、我々はメディアの皆さんのご協力もお借りして必要な情報を必要な人たちに届けることも同時に行ない社会を変革していかなければならない。
「不登校でも自立できる」とか「学校に行かなくても大丈夫」とかそんな話しではない。
学校に行けないこと、行かないことが何のハンディキャップにもならず子どもたち一人ひとりの特性や個性に応じた教育を受けることができ、それを社会全体が認め合い支える仕組みが必要なんだ。
今までどれだけの親子が学校に行けないだけでとてつもなく苦しい思いをしてきたんだ。
そんな親子を支えられず責任を押し付け受け入れようとしない社会なんてクソくらえだ。
多数を優先して少数を犠牲にしそれを仕方ないと認めることになっていないか。
自分自身にもいつも問いかける。
失った命は二度と戻ってこない。
傷ついた心は簡単には修復できない。
不登校が致命傷となる今、まずは不登校を膝擦りむいたくらいの経験にするためにするべきことは目に見えている。
そこまでは皆で動けばすぐに変わる。
KOKOcafeはそのための一歩でもある。
子どもたち、めちゃくちゃがんばった。
「さぁ、帰る準備しよか!」と笑美里が言うと、「やったー!終わったー!疲れたー!」と言ってダッシュで2階に上がる子ども。
そんな店員いる?
「三科さんはコーヒー一杯6000円です!」
そんなカフェある?
子どもたちの一言一言が、想いの詰まった一挙手一投足が、僕の心を満腹にしてくれました。
こだわりのコーヒーとクッキー、おいしかったよ。
最高のおもてなし、ありがとう。
ごちそうさまでした。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
お知らせ
今年2月にオープンしたフリースクールここ淡路校【ういるも】の1階に、コーヒースタンドがオープンしました!オープンを記念しコーヒースタンドを使って無料体験会を実施します。
おいしいコーヒーの淹れ方を研究したりお菓子づくりをする予定です。
日時:2021年6月10日(木)14時~15時
場所:フリースクールここ淡路校【ういるも】(大阪市東淀川区菅原5-9-8)
定員:3名
費用:無料
お申し込み:https://npokoko.org/contact/
または06-6382-5514までご連絡ください。
お願い
※おかげさまで50名以上の方に定期購読者になっていただきました、ありがとうございます!
今までの子どもたちとの関わりから見えてきた不登校の子どもたちのしんどさに対する有効なアプローチや、親としての関わり、学校や先生としての関わり、卒業生や保護者の声をまとめた本の出版に向けて定期購読マガジンを発行しています。
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