お母さんが泣く姿をもう二度と見たくないという子どもの覚悟と、お母さんの覚悟

こんにちは。

やってみたいバイトNO.1は遺跡調査、三科です。

ミイラやエジプト展は必ず見に行きます。

昨日は、朝のミーティングの後吹田校【あまかり】のクーラーが故障しているため別の施設をお借りしているので、そこの見学へ。

新しくて広い施設に皆の興奮が収まらず、馬場が困った顔をしている時に到着。

テンションが高くてよろしい。

夏休み感もあって、たまには別の施設を借りて活動をするのもいいなぁと思いました。

その後はKOKOCafeをオープンしている淡路校【ういるも】へ。

昨日の店員さんはめずらしく全員男子。

キッチンの中で丁寧にコーヒーを作ったり注文やお会計をしている姿を見に来るだけでも1週間の疲れがとれますね。

子どもたちのご家族とゆっくりお話しができたり、聖徳太子でも無理ちゃうかというくらいの会話が同時に行なわれてたり、生徒のいたずらが最高に嬉しかったり。

みんなそれぞれが、それぞれの想いで工夫しながらカフェに立っているのをすごく感じたよ、ありがとう。

繊細だから傷つくこともたくさんあるやろうけど、だからこそわかってあげる気持ちやできることはそれ以上にたくさんあると信じています。

オレはそうやって誰かの役に立とうとしたり、何かにチャレンジしようとする皆の姿が大好きです。

失敗なんかなんぼでもしたらいい。

地球規模の温かい心を持ってる笑美里が全部受け止めてくれるから。

言い過ぎたか…。

「ここ」に来て皆と出逢えるということは、その裏に保護者の皆さんのものすごい覚悟がある。

本当に学校に行かせなくてもいいのか。

学校以外の選択肢としてフリースクールという場所、「ここ」という場所は我が子にとって最善の利益になり得るのか。

家族の理解を得ることができるのか。

我が子を「ここ」の大人に預けてもいいのか。

他の子とは馴染むことができるのか。

本当に継続して通うことができるのか。

学校との関係は、他の人間関係はうまくいくのか。

色んな葛藤がこれ以上にもっともっとたくさん、とても大きなハードルを越えて出逢うことができている子どもたち。

大切な大切な我が子を我々に預けてくださったからには、絶対に後悔はさせてはいけない。

それが我々の仕事、プロの仕事。

子どもの本来の姿を取り戻し、もう一度心の底から笑顔になれる瞬間を共有したい。

時には全力でぶち当たり、時には歯がゆい思いで泣き、一生に一度しかない子どもたちの時間を一緒に歩んでいく。

子どもたちはいつも言う。

「お母さんが泣く姿はもう見たくない。」

この言葉を聞くと、一体どれだけの苦しい経験があったのかは容易に想像できる。

お互いがお互いを思い、お互いが傷つけ合うなんて、「ここ」に来てもらったからにはもうそんな地獄を二度と経験してもらってはいけない。

そんな思いのまま、亡くなったお母さんを何人も見送った。

天国からいつも問いかけてくださる。

だから僕がいつか天国のお母さんに逢った時に、子どもたちのありったけの自慢話を大笑いしながらしたい。

「お母さんが託してくださったから、もうそんな想いをする子はこの社会で一人もいないんです!」って胸を張って言いたい。

もうすぐお盆、仕事がたくさん入ってしまったけど勇気をもらいに天国の皆さんとお話しがしたい。

ちょっとでも理想の社会に向けて進むことができただろうか。

自分は「ここ」に関わる子どもたち、お母さんやお父さんの幸せに少しでも貢献することができただろうか。

そして、それを支える職員は幸せだろうか。

いつも原点に戻ることを忘れず、感謝を忘れず、明日の一歩を着実に進んでいきたい。


最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

編集後記

ひょんなことから数年ぶりに草サッカーをすることに。

サーフスケートで怪我をした足が靴を履くだけで痛むのに、ボールを蹴るなんてできるのか。

そんな不安を抱えながら挑んだサッカーは、そんな心配をするまでもなくすぐにバテバテになり足がもつれて、ただただグラウンドを行ったり来たりするおっさんと化していました。

覚えとけよー。

  • #不登校

次の記事

船と舵