僕の話しは皆さんの為には全くなりません
こんばんは。
プライムミュージックでは毎回90年代J-POPをかける三科です。80年代も作ってほしいなー。
今日は吹田市立青山台中学校でお話しさせていただきました。
10数年前には毎週学校訪問をしていた場所。
懐かしーーい学校です。
今回は、NPOという仕事、社会起業家という職業?やフリースクールについて、不登校を取り巻く社会課題について中学生の皆に聞いてもらいました。
とにかくみんな真面目。
僕が中学生の時は、こんなおっさんが来たら「さぁ、睡眠時間、睡眠時間。」と堂々と寝てしまいます。
もしくは好きな女の子を見ているかメモを取るふりをして絵を描いています。
「NPO?知らねーよ、んぽって何だよ?」
そうやって話しなんて絶対聞きません。
だから最初に謝りました。
「今日皆さんにお話しする僕の話しは皆さんにとって全く為にはなりません。プリントに書かないといけない①この仕事を選んだきっかけ②やりがい③しんどかったこと④楽しかったことなどは一切喋りません。なぜなら意味がないからです。」
そう前置きさせていただきました。
せっかくプリントを作って下さった先生には申し訳ありませんが、僕がこの仕事に就くことができているのは周りで「ここ」を支えてくださっている皆さんのおかげです。
その方々の中には生徒や保護者の皆さんもいてくださり、その皆さんが抱えている(抱えていた)経験を抜きにして自分の仕事なんて軽々しく話せるわけありません。
不登校を取り巻く社会課題とその背景、そしてそれをどのように「ここ」は解決しようとしているのか、その社会課題がいかに大きく根深いことなのか。
中学2年生の皆には全く関心を持てないことだったかもしれませんが、それでもこれを抜きにして自分の仕事観なんて語れるはずもありません。
とはいえ、あーあ、また場違いな話しをしてしまったなぁと少し落ち込んでいます。
ZOOM講演ばっかりで少しうんざりだったけど、9月から本格的にリアルの場での皆さんと直接出逢ってお話しをさせていただく機会が増え、こうして落ち込みながらもその幸せを噛み締めています。
丁寧にご対応いただいた青山台中学校の先生方、1時間半も体育館で最後まで話しを聞いてくれた子どもたち、ありがとうございま
した。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
三科出没情報
10月16日(土)13:30~16:00
「不登校だった私たちの進路」@CATALYST~語り里~ゆらの
10月31日(日)14:00~16:00
「不登校の子どもと家族」@泉佐野市立社会福祉センター2階大会議室