2021年のフリースクールここを振り返ります。

今年も大晦日がやって来ました。
あっという間過ぎてビックリですが、この1年を振り返ってみたいと思います。

まず、このnote。
「いつも読んでるよ!」とお声がけくださる皆さん、スキをしてくれる皆さん、定期購読をしてくださる皆さん、サポートをしてくださる皆さん、コメントを下さる皆さん、本当にありがとうございます。

今年から毎日更新を辞めることにはなりましたが、皆さんのおかげで222本の記事を書き続けることができました。ひとえにこうして何らかのアクションを起こしてくださり僕のモチベ―ションを上げていただける皆さんのおかげです。

先日驚きの出来事が。
いきなり生徒たちがやってきて、
「あー、ホンモノだぁー」
と言ってタブレットを観ているので、何を観ているのか確認すると僕のnoteのページでした。

驚いている僕を見て、
「これずっと読み返してるよー、今活字中毒なんだー。」と言ってスタスタと去っていきました。

えー!たまにnoteを観てるって言ってくれる生徒もいるけど、なんかこんなに目の前で読んでくれて声もかけてくれるなんてめっちゃ嬉しい―!と内心は大喜びしていました。恥ずかしいので表情は隠しましたけど。

note上でのリアクションに加え、そんな日々のリアルの場での反応に背中を押されながら来年も記事の投稿を続けていきたいと思います。

さて、この1年を振り返るとやっぱりむちゃくちゃ大変だったなぁという想いがどうしても先に来ます。

去年からコロナに振り回され続け、先の見えない不安に煽られながら代表としては毎日決断の日々でした。

何をするにしても未知のリスクが付きまとい、色んな人の声を聴けば聴くほど決断が鈍るもののいつもスピードを意識しました。

毎日を乗り切ることに必死で見通しを立てることができずたくさんの方に迷惑をおかけしました。

失敗は数えきれず、反省なんて毎日、振り返れば歯を食いしばり自分の体を叩かなければ正常を保てない、そんな1年でした。

それでも、この道を選んだことを後悔したことは一度もありません。
こんなにたくさんの「ここ」に関わって下さる素敵な皆さんと過ごすことができる自分は世界一の幸せ者です。

【学校に行っている・行っていないに関わらず誰もが受け入れられ自立できる社会を創る。】

このビジョンと理念に共感いただき、大切なお子様を預けてくださる保護者の皆様。

我が子が学校に行けなくなるという予想もしなかった一大事を経験され、僕には想像もできないような苦労をされて「ここ」に来てくださった。

おやさんぽやKOKOCafe・ここ飯BARや面談などでお逢いすると、いつも僕たちが支えられていると感じます。

何よりも、日々フリースクールに通ってくれる子どもたち。
立場上3校をうろちょろとするのですが、どこに行っても外に溢れ漏れる声を聞き僕は何度も泣きそうになります。

入学当初、見学に来た時、下を向いたまま一言も喋らなかったあの子の声が聞こえる。
目が吊り上がり大人を信じなかったあいつが大声で笑っている。

そんな一人ひとりの映画になるようなストーリーが、このフリースクールには詰まっています。
もう涙無くしては向き合えないですよね。

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そんな子どもたちの毎日の成長が、僕の一番の幸せです。

その子どもたちを、最高に不器用で想いしかない仲間と一緒に支えること。
ともすれば当たり前に感じてしまう日常ですが、いくつもの奇跡が重なって過ごすことができていることを僕は知っています。

去年の休校期間にはフリースクールを閉じないといけない現実とも向き合いました。
「撤退」という二文字を意識しない日はありませんでした。

今年も何度も危機はありましたが、この仲間が僕を全力で支えてくれました。
情けないリーダーですが、「そんなけ想いがあるんやったらやらしたろか」と仲間通しで手を繋いで倒れそうになる僕をあらゆる方向から支えてくれるんです。

そして、天国で見てくれているお母さん方がいます。
「この子をよろしくお願いします。」という言葉を遺して託してくださったバトンをずっとずっと持ち続けると決めています。
そんなお母さん方が見てくださっているからこそ、どんなにしんどくても道を外すことなく進めることができます。

感謝はしてもし尽せない、そんな1年に今年もなりました。
「ここ」一同大変お世話になりました。
2022年もどうぞよろしくお願いします。

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