年度初めに皆様へのお願いです

おはようございます。
小学校の入学式で笑いをこらえることができずほっぺたをずっと噛んでいたので、自分の入学式の写真は全て頬がこけたミイラのような顔になっている三科です。他に方法はなかったのか元明少年。

4月に入り新しい雰囲気の中、フリースクールここはそれぞれの校舎で子どもたちがワイワイと元気に過ごしています。

というわけで、「ここ」も新しいスタートを切ることができたので改めて「ここ」のことを皆さんに知っていただきたいと思います。

2021年度を振り返ってみてまず最初に思い浮かぶのは、「コロナしんどかったー」です。

2020年度のことを考えると対応もかなり慣れてきて全国一斉での休校措置などもなかったのでマシになったと言えばなったのですが、それでもやはり日々の緊張は「しんどかったー」です。

オミクロン株が猛威を振るい実際に僕自身もコロナに罹りましたが、安易に「コロナはただの風邪」ということが広まることに違和感を覚えるくらい、今までに経験したことのない体の不調を感じました。

今年度に入り2021年の振り返りを少しずつ進めていますが、その中でもスタッフは本当によくやってくれました。

突然スタッフが濃厚接触者になったり感染したりで、「人手がその日の朝に足りない!」なんてこともしょっちゅうある中で、子どもサポーターも含め全員で「この3校のフリースクールを回すんだ!」と必死に考え動いてくれたと思います。

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逆に言えば、だからこそスタッフ間の信頼関係はとても深くなったと思います。
コロナ禍でできないことはたくさんあるけれど、それでも今目の前にいる子どもたちに必要なことをできる範囲で恐れずやっていこうという姿勢は、この2年間途絶えたことはないように思います。

その中で、保護者の皆様や「ここ」を応援してくださる皆様のご支援ご協力があり、生活困窮者世帯などフリースクールに通うことが金銭的に難しいご家庭に対して、2020年度は154万6千円、2021年度は168万6千円をご寄付から月謝や行事参加費に活用させていただきました。

しかし、2021年度に皆様にいただいたご寄付は167万8995円とわずかではありますが減免に充てるために必要な金額を上回りませんでした。

皆様にご支援ご協力をいただいたにも関わらず申し訳ありません。

そこで、改めてフリースクールここへのご支援の方法を伝えさせてください。

クレジット決済を利用したSyncable

1つ目は、クレジット決済を使ったご寄付です。

マンスリーサポーターとして月額決まったご寄付をいただくことで、先の見通しが立てやすくなり減免制度を利用できるご家庭が増えます。

よければこちらから月額1,000円からのマンスリーサポーターとしてご支援ください。

口座への直接のお振込み

2つ目は、直接のお振込みでのご寄付です。

お手数をおかけすることにはなりますが、手数料が最もかからない方法です。
1つ目のSyncableでは決済手数料は5%が、3つ目のnoteを使ったサポートでは決済手数料5%を引いた後10%が手数料として寄付金額から引かれます。

Syncableでも単発でのご寄付は承ることは可能ですが、「マンスリーサポーターはちょっと…」という方も、ぜひこちらの方法をご活用いただければと思います。

ゆうちょ銀行
【記号】14110
【店番】418
【口座番号】53103941
【口座名義】特定非営利活動法人ここ

他金融機関から
【記号】14110
【店番】418
【口座番号】5310394
【口座名義】特定非営利活動法人ここ

noteでのご支援

3つ目は、noteの記事へのサポートや有料マガジンのご購入です。

こちらもnoteの手数料を引かれた金額が実際には私たちへのご寄付になるのですが、有料マガジンにご登録いただくと僕の記事を書くためのモチベーションがむちゃくちゃ上がります。

事情により公開できない内容やしたくない内容もマガジンには載せることができるので、コソコソと三科の愚痴のようなものや非公開の情報などもこちらで共有いただけます(有益な情報はほとんどないかもしれません)。

「しゃーないから三科も応援してやるか」という方はぜひこの秘密結社に入って下さい。

Amazonでのご支援

最後はAmazonでのご支援の方法です。

欲しいものリストというページに、活動で使用する生活必需品や学習支援に使用する物を載せています。

「Amazonで買い物するついでにフリースクールにも買ってあげるか!」という太っ腹の方はぜひこちらからご支援ください。とてもとても助かります。

現状のご報告と寄付を通して実現したいこと

全ての監査が終われば毎年のように決算は改めてご報告いたしますが、2021年度は180万円ほどの赤字でした。

理由はたくさんありますが、フリースクールは公的支援は一切なく今年度もギリギリの運営が続きます。

お金も物も必要ですが、この活動を何年も何十年も続けるためには何よりフリースクールここを応援してくださる皆さんとの繋がりだと感じています。

【学校に行っている行っていないに関わらず誰もが受け入れられ自立できる社会を創る】ことは、僕たちだけでは到底叶いません。

フリースクールに来てくれる子どもたちや保護者の皆様とともに、日々の生活で互いに成長しそれと同時に社会に対してのアクションを起こしていかなければいけません。

不登校によって社会的な不利益を被る親子の問題は待ったなしです。

今正にこの瞬間、自らの命を脅かす問題となり家庭を襲います。

このことは決して個人の問題や責任ではなく社会の課題として捉え、一人ひとりが現実を受け止め動いていかなければ解決することはないと考えています。

私たちの活動を通してその中の一人として共に「ここ」の仲間になってくだされば幸いです。

昨年度も30名を越える子たちが「ここ」に新しく入学をしてくれました。

ステキな出逢いがたくさんある中で、子どもたちはどんどん大きくなってくれます。

見学の時は下を向いていた子も、時間が経てば自分を取り戻し笑顔を振りまいてくれます。

フリースクールで育った子たちが「ありがとうございました」と涙を流しながら出発していく瞬間に携わることができて幸せです。

この活動を持続可能なものにするためにも、引き続き「ここ」に関わっていただければと思います。

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最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

イベントのお知らせ

【シンポジウム 「子どもに直接聞く不登校~スマホ依存と起立性調節障害~」 】
~前回の感想のご紹介~
「色々と複雑に考え過ぎていました。もっとシンプルに子どもの声を聞いていきたいと思います!」
「不登校に暗いイメージがありましたが生徒さんは明るく話をされていてイメージが変わりました。参加させてもらってよかったです。」
「生徒さんはお話しも上手ですが人の話しも聞くのも上手ですね。お二人の頷きやめっちゃわかる!という一言で力をもらうことができました。」
「今困っている子どもたちの成長していくモデルとして、登壇してくださったフリースクールここの生徒さんを知れてよかったです。」
「」
~こんな方におすすめ!~
「子どもが不登校だけど、子どもの気持ちがわかりにくい…」
「フリースクールについて知りたい!」
「我が子への対応に困っている…」
今回のシンポジウムは、スマホに依存したり起立性調節障害のために不登校を経験したフリースクールここの中学生と高校生の生徒2名が、あの頃「何を思い何に苦しんでいたか」だけではなく、そこからどのように考え今に至るのかをお話しします。
不登校といっても原因や想い、環境もそれぞれ違う2人です。
「不登校の時ってどんな毎日だったの?」
「外に出たきっかけ、フリースクールに通うことになったきっかけは?」
「あの頃の不安はどうなった?」
「親子関係・先生との関係ってどうだった?」
「親にできることは?」
など、普段は聞きにくいこともこれを機にぜひ質問してみてください(^^♪

日程:2022年4月30日(土)
時間:13:30〜15:00(シンポジウム)
   15:30~16:30(個別相談会)
場所:子育て青少年拠点 夢つながり未来館(ゆいぴあ)多目的会議室(阪急千里線・モノレール山田駅から徒歩1分)
参加費:500円(資料代として)
定員:20名
登壇者:フリースクールここの生徒2名
司会:三科元明(NPO法人ここ代表)、馬場しずか(フリースクールここ吹田校【あまかり】責任者)
お申し込み: https://forms.gle/2YoUttHMRYv2xbaB7
主催:NPO法人ここ

三科出没情報

吹田市・西宮市・尼崎市・茨木市・明石市の市議会議員や元市議の皆さんと、不登校支援や教育機会確保についてお話しさせていただきます。
各市の不登校の現状や課題、皆さんのビジョンなどについて一緒にお話しできるのがとても楽しみです。