15年越しの不登校パレードを実現したい

おはようございます。

昨日は、朝からファミレスとカフェをジャック。
執筆に集中して取りかかるため自分の好きな場所をはしごした。

パソコンをカタカタと鳴らしながら、フリースクールで今まで出逢ってきた子どものことを思い浮かべた。

あの時あんなことがあったなぁ、あの子のあの言葉を皆さんに伝えたいなぁ。

15年間の活動を振り返りながら、本として出版するために今までの出来事を頭で整理をしていると、わくわくすることもあれば落ち込みそうになることもあります。

不登校の子どもと初めて出逢ったのは20歳の時。

大学を卒業し不登校支援に関わり行政のできることに限界を感じ「ここ」を立ち上げたのが25歳。

もう20年も同じ問題を解決するためにずっと動き続けているのに、なんで解決せえへんねや。

そんな風についつい思ってしまい、ため息をつくこともあります。

僕にとって、不登校になった子どもとその保護者や家族が社会的な不利益を被ることは、「近い将来そんなことがなくなればいいね!」とか「昔と比べたらだんだんよくなってきてるね!」とかそんなことじゃないんです、本当は。

いや、確かにそう言って全国の事例を集めてどのようにして少しずつ解決に向かっているのかと調べまくって、そのノウハウを生かし全国的に広めていこうとしてきたこともあるし今もしてる。

でも、本音を言えば「こんなクソみたいな現実は一日でも早く解決したい」。

なんなら明日からそれを全て無くしたい。

歯を食いしばりながら今もそう思っているし、15年前の自分もそう思っていました。

でも、解決してへんやん。

一歩も進んでないかと言われたらそうじゃないけど、解決してないやん。

今でも不登校を理由に命を落とす親子はいるやん。

進路選択で不利になる子もいるやん。

相談できひんやん。

孤立するやん。

引きずってでも学校行かせなあかんって親に思わせるやん。

じゃあ学校以外のところがあるからってそこの情報全然教えてくれへんやん。

調べて見つけたとしても通いづらいやん。

お金かかるやん。

遠いやん。

結局学校やん。

健康診断受けれへんやん。

家で勉強がんばっても学校行かなテスト受けさせてくれへんやん。

行かへんって言ってるのに毎朝連絡せなあかんやん。

おかん、それでしんどそうにしてるやん。

自分のせいで親が喧嘩してるって子どもは責めるやん。

親も仕事できひんくなるやん。

なんなん、この世界。

誰が見てんの、誰が知ってんの?この世界。

見て見ぬふりしてんの?

まだ自己責任にすんの?

くっっっっっっっっそくらえなんやけど。

ずっとずっとそう思ってるから、コツコツとそれを解決していこうとしている時に、ふと我に返って虚しくなってしまいます。

だからといって諦めへんしいつまでもこんなことグチグチ言ってませんが。

なんならこの想いをエネルギーに変えて、どうせやるなら思い切り楽しんでやると思っています。

そうしないと、そう思わないと何十年も続けられないからかもしれませんが。


今朝、乙武さんの記事を見ました。

LGBTQの人たちみたいに、オレらも不登校パレードしようぜ!と以前から言っていました。

現実は腸が煮えくり返るようなことだらけやけど、そんな不登校の問題をポジティブな運動にしたいとずっと思っています。

しかし、実現には至らず。

ははは、そんな自分ともおさらばだぜ。

必ず実行してみせるぜ。


来週は、教え子の結婚式。

いつを振り返っても問題児。
出逢って15年以上問題児。

やんちゃなガキだった子どもももう立派なおっさん。

今からもう泣きそう。

乾杯の挨拶泣かずにできるかな。

幸せになってホントによかった。

生きていてくれてホントによかった。


今日は生徒とシンポジウム。

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では、パレードに行ってきます。

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

イベントのお知らせ

座談会【不登校と我が子~少しだけ先に経験した私たちと話しませんか?~】

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日時:6月11日(土) 13:00~15:00
場所:フリースクールここ淡路校【ういるも】一階カフェスペース(大阪市東淀川区菅原5-9-8)
費用:1,000円
対象:不登校のお子さまがいる保護者の方
定員:4名
お申し込み:https://forms.gle/S6rjkMGCs8kjjLQ77