卒業生が言った「自分は自分でいいんやって思えたわ」という言葉の意味
おはようございます。
言葉の終わりに歴史的なものを引っ付けることにハマっている三科です。「ありが屯田兵」「すいま千利休」など。
昨日のフットサル部からの筋肉痛で朝の愛犬エルの散歩がなかなかきつく、とにかく毎日全力で走るので「なんか今日は遅いな」と思われているだろうなと感じました。
とはいえ運動後の何とも言えない爽快感は気持ちがいいし、パソコンばかり触っている日が続くとスポーツができる機会がとてもありがたいです。
高校時代の自分からは信じられない、筋肉痛に感謝する自分。
フリースクールに午後から顔を出し、夜は20歳を目前に控えた卒業生たちとの再会。
お酒を飲めるのはもう少し先ですが、シラフでも十分に話が弾みました。
初めて「ここ」に来た時のこと、卒業後の生活、あの時を今振り返って想うこと。
二人の成長ぶりには馬場と一緒に驚きましたが、昔から持っているいい部分はそのままに純粋に育っているなぁと感じました。
そんな中、この春から大学に通っている卒業生が言った言葉がとても印象的でした。
「高校生の時は、大学生活とか普通に憧れて皆とおんなじラインに立ちたくてそればっかり追いかけたけど、いざ大学生になってみると自分は自分でいいんやなって思ったわ。」
不登校になって、自分を否定することや否定されることが多く、なんとか“フツウ”に乗っかろうと必死になってたけど、いざその曖昧な物差しに自分を合わせると、「いやそうじゃなくね?」と思ったということだと僕は解釈しています。
以前とは違い、とてもいい顔をしていたので「優しい表情をするようになったなぁ」と言うと照れくさそうに「オレもそう思うねん」と言っていました。
「でも、もしあの時オレがお前はお前のままでいいやんって言っても刺さらへんかったやろ?何きれいごと言ってんねんって思うんちゃうん?」と言うと、「確かにそれはそうやわ!」ともう一人の卒業生も同意していました。
いやぁ、なんかとても深くて物事の真意をついている言葉だなぁと思いました。
こうして自分たちとともに過ごした子どもが、実体験としてこんな達観した想いを言ってくれることが僕はとても嬉しいです。
二十歳になってお酒を入れて皆でもう一度集まるのを今から楽しみにしています。

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
イベントのお知らせ
座談会【不登校と我が子~少しだけ先に経験した私たちと話しませんか?~】

日時:6月11日(土) 13:00~15:00
場所:フリースクールここ淡路校【ういるも】一階カフェスペース(大阪市東淀川区菅原5-9-8)
費用:1,000円
対象:不登校のお子さまがいる保護者の方
定員:4名
お申し込み:https://forms.gle/S6rjkMGCs8kjjLQ77