子育てとフリースクールを作る時のハードルを下げたい

おはようございます。
花の名前は桜とチューリップくらいしか知らない三科です。あ、薔薇も知ってる。


今日は娘の10歳の誕生日。

もう10歳かという気持ちとまだ10歳かという気持ちが入り乱れています。

10年間の子育てを考えると、前半3年はもう思い出したくもないくらいしんどかった。
なんで世の中のおばちゃんたちは、「子育てってむちゃくちゃしんどいからな!」ってもっと言ってくれなかったんだと理不尽な八つ当たりを馴染みのおばちゃんたちにぶつけ続けたこともありました。
そうしたらもう少し覚悟が出来てたかもしれないのにと。

「ここ」を立ち上げてここからだって時に急ブレーキがかかったような、別の仕事も娘が月に2,3回は体を壊すので休みに休み、夜に寝かしつけた後深夜のビラ配りで稼がないといけない状況になり、何に怒りをぶつければいいかわからなかったんでしょう。

あの頃と比べれば今もうはほとんど何でも一人でできるので、マシンガントークを聴きながらは仕事ができないんだと自分に言い聞かせるのみ。

現在は校区外の下校を一人でできるようにキャンペーンを実施中です。

もうちょっとすれば平日の講演もお受けすることができるし、娘のできることが増える分仕事の幅も広がることがとても楽しみ。

とはいえ僕は「子育ては死を何度も意識するくらいしんどいからな!」と言い伝えていきたいと思います。

世の中のお母さんは本当にすごい。
人間一人育てるのに正に命を張ってしてるんだから、多少大阪のおばちゃんのイメージが早口になろうががめつくなろうがそらぁしゃーないよねと思えるようにもなりました。

命かかってんだもの。


休みの日に各校舎を見て回ることが好きです。

何回も記事でお伝えしていますが、僕は建物は生き物だと思っています。

平日の昼間にあれだけ騒がしい「ここ」の活動場所が休みの日はとても静かになるのが普通ですが、うるさいというかエネルギーというかそんなよくわからない何かを僕は感じます。

なので昔から建物自体に挨拶をし感謝を伝えます。
そうでなくても、得体のしれないフリースクールと言われる活動をする時はとにかく物件探しが大変です。

せっかくいい物件をネットで見つけたと思っても大家さんやオーナーに断られるなんて数えきれないくらい経験をしてきました。

だからこそ、1軒目を貸してくれたおばちゃん、親戚のおっちゃんから家を買ってまで南吹田校【いどばた】の一軒家を貸してくれているおっちゃん、近所の反対もあったのに吹田校【あまかり】の場所を貸してくださったオーナー、家賃交渉にも快く乗ってくださった淡路校【ういるも】の大家さんにずっと感謝をしています。

「ここ」はもちろんフリースクール全体の信頼と必要性をもっと社会に理解してもらい、不要な苦労をしなくても誰でも気軽に学校外の学びの場や居場所を創れるようになるために、まずは自分から真摯に子どもたちと向き合い続けたいと思います。

あ、決して自分に友達がいないから遊んでもらってるわけじゃないですよ。
決して。

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

イベントのお知らせ

親にとっての不登校~母がつくった未来~

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日程:2022年6月5日(日)
時間:10:30〜12:00
場所:子育て青少年拠点 夢つながり未来館(ゆいぴあ)多目的会議室(阪急千里線・モノレール山田駅から徒歩1分)
参加費:無料
定員:10名
登壇者:不登校を経験した子どもの保護者2名
司会:三科元明(NPO法人ここ代表)、馬場しずか(フリースクールここ吹田校【あまかり】責任者)
お申し込み: https://forms.gle/n2KNeRbi6ie9YUCc6

座談会【不登校と我が子~少しだけ先に経験した私たちと話しませんか?~】

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日時:6月11日(土) 13:00~15:00
場所:フリースクールここ淡路校【ういるも】一階カフェスペース(大阪市東淀川区菅原5-9-8)
費用:1,000円
対象:不登校のお子さまがいる保護者の方
定員:4名
お申し込み:https://forms.gle/S6rjkMGCs8kjjLQ77