11回目の命日
こんばんは。
多動のためZOOM会議でミュートをし忘れるとずっと何かをカタカタと音を立てるので馬場に怒られる三科です。100%無意識で反省はしません。
昨日は姉の命日。
今年は時間をいただいて実家へ。
断捨離を続けて部屋にはほとんど物がなくなったけど、どうしても売ることのできないドラムを運びました。
実家を出た18歳の時からあまり変わらない自分の部屋にドラムを置くのは20年振りでしょうか。
生のドラムを防音なしで思い切り叩くのを楽しみにしていたけど、ドラムを運び終わると同時にスマホが見当たらないことに気付いてしまいました。
自分が歩いた場所を何度もチェックするけど見当たらず。
結局お昼ご飯で立ち寄ったお店に忘れていたことに気付き、急いで取りに行くことに。
本当は実家に行きドラムを叩き昼寝をしてから友達のお墓参りをし京都市内の姉のお墓まで車を走らせる予定が、この時間のロスが響き姉には逢えずダッシュで「ここ」に戻りました。ごめん、ねえちゃん。
ねえちゃんが天国に逝ってから11年。
日にち薬と言うけれど、ねえちゃんを思い出さなかったことは1日たりともありません。たぶん。
18歳の時に交通事故で亡くした友達のおばちゃんが、こんなことを言っていました。
「もっくん(三科のこと)、今はこの子のことを想ってしんどくなることもあるやろうけど、これから時間が何年も経ってこの子のことをあんまり思い出せへんようになってくるのが普通なんやで?その方がおばちゃんからしたら嬉しいんや。もっくんはもっくんの人生を歩むんやで。」
おばちゃんは、恐らく日にち薬のことを言ってくれたんだろうけど、今はおばちゃんに相談したい。
おばちゃん、何年経っても11年経ってもねえちゃんのことは1日たりとも忘れられへんねん。これは、ねえちゃんからしたら嬉しくないことやんな?日にち薬ってウソやと思うねんけどどうしたらいいんやろ?
改めて時間を作ってお墓参りに行こう。
そこでねえちゃんに直接聞いてみます。
命日はねえちゃんの大好物だったウナギを食べることにしています。
子どもの時はウナギが嫌いだったけど、今はおいしいと思えるようにもなりました。ありがとう、ウナギねえちゃん。
今日は、ふと「もう逢えないんやな」と当たり前のことを想い出し悲しくなってしまいました。
逢ったとしても、ブラコンを自称しているねえちゃんには何だか照れくさくて何ができるわけでもないんだけど、どれだけ努力しても運が良くても叶わないことが世の中にはあることを、何だかとても悔しく悲しく感じました。
それでも、ねえちゃんが最期に教えてくれたことをずっとずっと大切にし、今日も明日もこれから死ぬまで僕は自分以外の誰かの命の尊厳を守り続けたいと思います。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。