「ぼくは福祉で生きることにした」を読んで

おはようございます。
帽子を逆さまに被ると意外と涼しいことに気付いた三科です。あれ、かっこつけてるんじゃなかったんや。


今日は、「ぼくは福祉で生きることにした」という本を読んだ感想です。

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著者の河内さんと初めて出逢ったのは、2016年のビジネスプランコンペedgeという社会起業家を目指す若者を育てるコンペに出場した時。

そのedgeの代表理事が河内さんで、コンペのセミファイナルでボコボコに敗北してから今に至るまで色んな場面で「ここ」を支えてくださった方です。

当時は、みらいずのことも河内さんのことも何も知りませんでしたが、edgeに出場したことをきっかけに「みらいずって何なんや?」「そこの代表って何者なんや?」とゴールデンウィークを全て河内調査に費やすほど調べに調べまくりました。

というのも、当時の「ここ」はただのボランティア団体で、学生サークルの延長のようなことしかできず、好きなことを好きなだけしているような若者の集まりでした。

そんな団体に就職したいと言った馬場の発言をきっかけに危機感を覚え、「ここ」は少しずつ変わっていくのですが、その危機感を何度も植え付けてくださったのが河内さんやedgeの社会起業家の先輩方でもあります。

自分としては団体云々、「自分が一会社の代表としてどうあるべきか」を考えた結果、目の前の先輩方を追い続けるしかないと、小学生がプロのサッカー選手の動きや服装に憧れるように、ひたすら河内さんの真似をしました。

それがしたいというよりは、それしか自分たちが生き残る術が見当たらないというくらい追い込まれていたので、とにかくその背中を見失わないように影でコソコソと追いかけていたのが5~6年ほど前。

そんな河内さんが、居酒屋でよくわからない話しをするのではなくちゃんと本にして伝えるらしいと聞けば、買わないわけがありません。

というわけで、本が届き自宅に帰った深夜から朝までぶっ通しで読み終えた本の感想を箇条書きします。


・導入部分は河内さんやみらいずのことを全く知らない方は、その内容にいまいちピンとこないかもしれませんが、ちゃんと伏線回収されます。

・登場するおかあちゃんのお墓の写真が待ち受けだと最初に説明されるので、そのおかあちゃんがいつ亡くなるんだとソワソワしてあまり内容が入ってきません。

・福祉という業界の課題を知り腹が立ちます。

・あまり語ってくれない苦労話を知れて、同じNPOの代表としてはホッとするのかと思いきや泣きます。

・でも自分以上に登場するみらいずの皆さんの方が泣きます。そんなエピソードが結構あります。

・変わらない現実に死ぬほどイラついているのは、これだけ大きな規模の組織になっても変わらないんだと絶望します。

・その中で、じゃあ自分だったらどうするか・自分たちなら何ができるかを考えたくて2周目に入ります。

・震災の話しがリアル過ぎてしんどくなります。でも現実です。

・読み終えた瞬間次回作を読みたくなるので物足りないと感じているのかもしれません。

・すぐにご本人に感想と文句を言いたくなります。

・文句の内容は、「もっと詳しく聞きたい部分が多すぎる」ということに始まり、「はじめの部分でもう誤字を見つけてしまった」で終わります。

・河内さんも泣き虫なんだと安心します。

・みらいずとみらいずの皆さんに嫉妬します。

・オレらも負けへんからなと変な闘争心が芽生えます。

というわけで、来年出版予定の僕の本のタイトル候補は「ぼくは教育で生きることにした」に決まりました。#ボクキョウ

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。