想いを伝え、みらいを描く

こんばんは。
二日酔い防止のヘパリーゼを飲むと次の日全くしんどくないことに気付いたものの、どれだけお酒を呑んでもほとんど酔わなくなってしまうことにも気付いた三科です。きれいな本末転倒の物語。


昨日と今日は、1月に続きNPO法人み・らいず2さんの合宿に参加させていただきました。

今回は、会議や議論の際に用いるファシリテーショングラフィックの研修とお聞きしていたので、その手法を学ぶのかと軽く思っていましたが、「そもそもなぜその手法を使うのか」というところをきっちりおさえるところから研修がスタートし、「はっ!そうか!手法だけを学んでも意味ないやん!」と当たり前のことに気付いていない自分が恥ずかしくなりました。

組織として「ここ」とは比べ物にならないほど大きなみ・らいずのスタッフの皆さんが、同じ目的に向かうためにチームとしてどう団結するのかを2日間を通してファシリテーショングラフィックを使い決定する研修でした。

僕はそれぞれの団体の立場からの視点と、み・らいずに自分がいるならという視点、そして「ここ」のスタッフならどう考えるだろうかと想像しながら研修を受けました。

結果、ファシリテーションの概念がぶっ飛びました。

ファシリテーションの技術を学ぶということは、自分の人生や組織の進む道をファシリテートすることにも応用できるんだと衝撃を受けました。

特に現代は情報が溢れ何でも向こうから降ってくる状態。

必要なモノを取りに行く必要がないと勘違いしがちだけど、大前提として情報は自分で取りに行くということが大事なんだと改めて気付かせていただきました。

それも、本気で取りに行くこと。猛獣のようにガツガツと。

でないと、社会の豊かさを搾取することにもなるんだという講師の鈴木さんの言葉に、2日間で何度も何度もハッとさせられました。

「ここ」で言えば、僕はただ「ここ」の理念や大切にしてきたことを伝えるだけだけど、法人を立ち上げたわけではないものの経営陣である馬場と上岡は、誰かに伝えることを前提に理解をしなければいけない立場。

目的を持ってインプットをしないと情報は右から左にそのまま垂れ流し状態にもなりかねません。

み・らいずさんの合宿に参加した僕も同じです。

スタッフの皆に一番大事な現場を任せて、「ここのために絶対成長して帰って来いよ!」と貴重な時間を作ってもらった2日間。

ただただ1000回素振りをするのと、試合をイメージして一球一球どんな球が来てそれにどうヒットさせるのかと考えながら1000回素振りをするのとでは成果は全然変わってくると、鈴木さん。

予見をすること。

言われる前に考え動くこと。

一分一秒を無駄にしないこと。

うぅ、苦しい。ボディブローのように言葉が刺さります。

そんな鈴木さんが帰りの車に乗る間際に僕に言ってくださりました。

「(職員)10人はギリギリなんとか代表が見れる規模です。(職員が)50人で(収支が)2億の規模になればまた全然違うやり方が必要になります。み・らいずはそこを既に超えている組織です。まずはそこまで行きましょう、がんばってください。」

やる気が出ないはずがありません。
なんて優しくて温かい方なんだと胸が熱くなりました。

そして、同じように「おい、早くここまで来いよ!」とずっと背中を見せ続けてくれながら、先に先にと進む河内さんとみ・らいずの皆さんが、ちっちゃな外部のNPOを受け入れてくださる懐の深さと気概に感謝しかありません。

合宿から帰ってきて、文句ひとつ言わず代表のいない間「ここ」を守ってくれた馬場と上岡の3人で、「ここ」の未来を話しました。

「み・らいずはNPOの山王やった!日本一や!オレらも早く湘北になろう!」※スラムダンクの話しですいません。

二人は「またその話か…」と苦笑い。

でも「ここ」は湘北になれると、最強のチームになれると代表は信じています。

一分一秒を無駄にせず、目的を持って学び成長しよう。

学校に行っている行っていないに関わらず誰もが受け入れられ自立できる社会を創るために。

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