「自分たちは悪者にならないとあかん」
こんばんは、馬場です。
模様替えをして起きてすぐに太陽の光を浴びられるようになりました。
サイコー。ありがとう、太陽。
今日は最近印象的だった言葉。
それを話していたのはとある卒業生。
もう今ではガッツリと協力してもらっています。
放課後に話すその日の振り返りでは、
だいたい学習時間の過ごし方がテーマになります。
「どうしたらもう少し勉強してもらえるのか」
ということにうーんうーんと頭を悩ませる日々…。
その子も卒業生だったのでいま勉強をしたがらない子の気持ちはよく分かる。
「でもやっぱり勉強はほんまにしてる方が良いと思うねん、そのツケは回ってくるから」
何度話をしてもこの結論。
意図的に同じ教室で働くことが少ない日々ですが、
どうやらあることに気づいた模様。
「自分たちは悪者にならないとあかん」と。
その発言を掘り下げていくと、
「勉強をさせないことは簡単やけど自分はみんなにそうなってほしいわけじゃない」
「いつかはやらないとあかんから、どこかで勉強の必要性を感じて行動してほしい」
という思いのもと、心苦しいけどわざと厳しく声掛けをしているらしい。
実際に子どもには「◯◯(卒業生の名前)ってこんな人やと思わんかった」と言われたこともあるみたい。
確かにその卒業生はもともと誰かに厳しくするなんてことはない。
むしろ明るく誰にでもフラットに話ができるタイプ。
現役生のときの印象が強く、その子もびっくりしたのでしょう。
私はそもそも子どもに対してそこまで熱い想いを抱いていたことにもびっくりしたけど、そうやって自分の考えを言葉で話せることにもびっくりしました。
何で自分は切り替えられたん?
とか
いつ勉強に向き合えると思う?
とか
フリースクールでどんなことが出来るやろう?
といろんな話しをあーだこーだ言いながらしています。
彼には彼の、私には私の価値観や考え方があっておもしろい。
でも最後はどうなってほしいかについてはお互いに共通しているのでしょう。
卒業生とこんな話ができるなんて本当に幸せです。
ほんまにめちゃくちゃ楽しい時間。
自分が悪者になってまで、子どもたちのことを考えてくれているキミが好きだー。