全ての子どもが学校外でも健康診断を無料で受けることができるようになるために

こんばんは。
教え子のパーソナルトレーナーについてもらってから太ももが大きくなっていることに気付かず、スーツを着ると屈むことすらほぼ不可能になった三科です。お金返してもらおうか。


吹田市の教育委員会と協議を進め多くの方々にご協力いただき実現した、学校外での無料の健康診断受診を可能にした制度が創られるまでを丁寧に論文にしてくださった石田まりさんお論文が、「民間フリースクールによるソーシャルアクション事例の検討 -欠席児童生徒を対象とする学校外健康診断の制度化-」というタイトルで青少年教育研究センター紀要に掲載されました。

養護教諭の皆さん、吹田市議の五十川さんを始め、たくさんの方々が協力してくださったからこそ実現したこの制度。

僕からすれば、数年前に「ここ」に来た子が長い間ひきこもっていたことで健康診断を受けることができず、久し振りにマスクを取り笑顔を見せた瞬間、男前の顔に虫歯がたくさんできていたことがショックで、こんなことが二度と起こってはならないと本気で彼の教育委員会に乗り込んでやろうかと怒り狂ってしまったことが発端で、それが数年かかってしまったけれど多くの方々にご協力いただき実現できたことが何より嬉しいんです。

そして、それをまた丁寧にまとめてくださり全国に拡げたいという勝手な思いにも共感してくださった石田さんが、時間をかけてどのようなプロセスを辿ったのかと客観的にコツコツと論文にしてくださったこともとても嬉しい出来事でした。

何かを成し遂げようとした時に、自分一人がバタバタと動きギャアギャアと叫び散らしているという状況はとても苦しいものです。

そうではなく、「こいつの言ってることに手を貸してやるか」と色んな人が腰を上げてくれるどころか貴重な時間を割いて子どもたちのために動いて下さると、やけくそだった僕の想いもどんどん加速していってチカラ強くなるものです。

改めて皆さんに感謝です。

そして、これを機にどんどん色んな自治体でこの取り組みが進んでいくことを望みます。

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。