お問い合わせ
ブログ

ブログblog

不登校の子どもの将来は?進路や向いている仕事も紹介

不登校の子どもの将来は?進路や向いている仕事も紹介

子どもが不登校になると、「このまま学校に行けなかったら、将来の進学や就職はどうなるのだろう」と不安を感じる保護者も多いでしょう。しかし、不登校を経験したからといって、将来の進路や仕事の選択肢がなくなるわけではありません。高校への進学はもちろん、通信制高校や定時制高校を選んだり、高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)を目指したりする道もあります。

当記事では、不登校を経験した子どもが将来に生かせるスキルや選べる進路、仕事選びのヒントについて紹介します。

【この記事はこんな方におすすめです】

  • 不登校の子どもの将来や進路が心配な方
  • 不登校を経験した子どもが選べる進学先を知りたい方
  • 高卒認定や就職など、学校以外の進路も検討している方

不登校の子どもが将来に生かせるスキルは?

不登校の子どもが将来に生かせるスキルは?

不登校を経験したからといって、将来に不利になるとは限りません。不登校の期間に自分と向き合った経験は、「自分は何が好きなのか」「どのような環境なら過ごしやすいのか」などを考えるきっかけになります。こうした自己理解は、進学先や仕事を選ぶ際にも役立つでしょう。

さらに、周囲と異なる経験をしたことで、さまざまな生き方や価値観を知り、多様な考え方を受け入れる力が身につく場合もあります。人の気持ちを考えたり、相手の立場に寄り添ったりする経験は、共感力として将来の人間関係や仕事にも生かせます。

ただし、不登校の子ども全員に同じスキルが身につくわけではありません。「不登校だったから特別な能力がある」と決めつけるのではなく、その経験を通して本人が何を感じ、何を得たのかを一緒に見つけていくことが大切です。

不登校の子どもが将来選べる進路は?

不登校を経験した子どもにも、さまざまな進路があります。進路を考える際は、周囲と同じ道を選ぶことにこだわらず、子どもの体調や興味、得意なこと、将来やりたいことなどを踏まえて検討することが大切です。

ここでは、不登校の子どもが選ぶことの多い進路について、代表的なものを紹介します。

進学する

進学を希望する場合は、全日制高校だけでなく、定時制高校や通信制高校なども選択肢になります。通信制高校は、毎日学校へ通うことが難しい場合でも、自宅学習などを中心に学びながら高校卒業を目指せる点が特徴です。定時制高校も、授業時間帯や学習スタイルが全日制とは異なるため、自分に合った環境を探しやすいでしょう。

高校進学後も、大学・短大・専門学校などへ進む道があります。高校生の段階で不登校を経験した場合は、在籍校での学習を続けるほか、通信制高校への転校などを検討できます。高校では、一定の条件のもとで遠隔授業や通信教育による単位認定も可能です。

なお、フリースクールは高校とは異なる民間の学びの場であり、原則としてフリースクールに通うだけで高校卒業資格を取得できるわけではありません。高校卒業を目指す場合はフリースクールと高校を併用するなど、具体的な仕組みを確認しておきましょう。

就職する

進学ではなく、卒業後すぐに就職する道もあります。不登校を経験している場合、就職活動では「不登校だったこと」だけにとらわれず、現在できることや得意なこと、仕事への意欲などを整理しておくことが大切です。

まずは、自分が興味を持てる仕事や無理なく続けられそうな働き方を考えてみましょう。アルバイトや職業体験などを通して、働くことに慣れていく方法もあります。必要に応じて、学校の進路指導やハローワークなどに相談し、求人探しや応募書類、面接について支援を受けるのも一つの方法です。

「不登校だったから就職できない」と決めつける必要はありません。自分に合った職場環境や働き方を探し、長く働ける仕事を見つける意識が大切です。

高卒認定を目指す

高校に進学しない、または高校を卒業せずに別の道へ進む場合は、「高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)」を目指す方法もあります。

高卒認定は、高校を卒業していない人などを対象に、高校卒業者と同等以上の学力があることを認定する試験です。合格すると、大学・短大・専門学校の受験資格が得られるほか、就職や資格試験などに活用できます。

ただし、高卒認定に合格しても、最終学歴が「高校卒業」になるわけではありません。高校を卒業したことと同等以上の学力が認められる制度である点には注意が必要です。

不登校を経験した人に向いている仕事

不登校を経験した人に向いている仕事

不登校を経験したからといって、将来できる仕事が限られるわけではありません。社会にはさまざまな職業があり、自分の得意なことや興味のある分野、働きやすい環境に合った仕事を選べます。不登校の経験を通して身につけた自己理解や独自の視点、集中力、共感力などが、仕事で生かせる場合もあります。

ここでは、仕事選びのヒントとして、不登校を経験した人が持つ強みを生かしやすい仕事の特徴を紹介します。

自分のペースでできる仕事

周囲と同じペースで行動することに負担を感じやすい人は、自分で仕事の進め方を調整しやすい仕事を検討してみるとよいでしょう。たとえば、WebライターやWebデザイナー、プログラマー、動画編集者などは、職場によっては在宅勤務やリモートワークが可能です。

ただし、在宅勤務であれば必ず負担が少ないとは限りません。納期を守ったり、オンラインでコミュニケーションを取ったりする必要があり、仕事に必要な自己管理や報告・連絡・相談の力も求められる点には注意しましょう。

クリエイティブな仕事

自分なりの感性や考え方を表現することが得意な人には、クリエイティブな仕事も選択肢になります。具体的には、Webデザイナー、イラストレーター、漫画家、動画編集者、写真家、ライターなどが挙げられます。

不登校の期間に絵を描いたり、文章を書いたり、動画を制作したりすることに夢中になった経験があれば、それが仕事選びのヒントになることもあります。好きなことをそのまま職業にできるとは限りませんが、興味のある分野を学び、作品や実績を積み重ねることで、将来の選択肢を広げられるでしょう。

集中力を生かせる仕事

好きなことや興味のあることに長時間取り組める人は、その集中力を仕事に生かせる可能性があります。たとえば、プログラマーやエンジニア、動画編集者、データ入力、研究職など、細かな作業に集中して取り組む時間がある仕事が候補になります。

特定の分野を深く掘り下げる「探究心」も、専門性を身につけるうえで役立ちます。普段から時間を忘れて取り組んでいることがあれば、「なぜ好きなのか」「どのような能力を使っているのか」を考えてみると、自分に合った仕事を見つけるきっかけになるでしょう。

専門的な仕事

特定の知識や技術を身につけ、それを生かして働く専門職もあります。ITエンジニアやプログラマーのほか、美容師、調理師、電気工事士など、資格や専門的な技術が求められる仕事も選択肢になりえます。

専門性の高い仕事では、学歴だけではなく、身につけた知識や技術、資格などが評価につながります。そのため、「学校に通えなかったから将来がない」と考えるのではなく、自分が興味を持てる分野で必要な知識やスキルを少しずつ身につけることが大切です。

共感力を生かせる仕事

不登校を経験したことで、人間関係の悩みやつらさについて考える機会が増え、人の気持ちに寄り添う力が身についたという方もいるでしょう。そうした共感力は、カウンセラーや福祉職、教育・支援に関わる仕事などで生かせる可能性があります。

たとえば、自分自身の経験を生かして、不登校の子どもを支援する仕事を目指すこともできます。ただし、心理・福祉・教育分野の職種には、資格や専門的な知識が必要な場合があります。興味を持った仕事があれば、必要な資格や進学先などを早めに調べておくとよいでしょう。

まとめ

不登校を経験したからといって、将来の進路や仕事の選択肢が狭くなるとは限りません。

高校進学を目指す場合は、全日制だけでなく定時制や通信制高校など、子どもの状況に合った学校を検討できます。高校に進学しない場合や途中で退学した場合には、高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)を活用して大学などへの進学を目指す方法もあります。

仕事についても、「不登校経験者に向いている職業」を一律に決めるのではなく、本人の興味や得意なこと、希望する働き方を大切にすることが重要です。不登校の経験から何を得たかは一人ひとり異なります。周囲が将来を決めるのではなく、子ども自身の気持ちやペースを尊重しながら、無理のない範囲で選択肢を広げていきましょう。