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学校に行く目的とは?何のために通学しているのかを解説

学校に行く目的とは?何のために通学しているのかを解説

学校に行くメリットを感じられずに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
何のために学校に行くのか、理由は人によって様々であり正解はありません。

当記事では、学校が存在する理由や、学校に行くメリットとデメリットについて解説しています。学校に行かない場合の卒業後の進路や影響についても紹介しているので、学校にいく意味を感じられていない方はぜひ参考にしてください。

【この記事はこんな方におすすめです】

  • 学校に行く意味を感じられていない方
  • みんなが何のために学校に通っているのかを知りたい方
  • 学校に通うことのメリットとデメリットを知りたい方

何のために学校はあるのか

日本では、小中学校は義務教育とされています。
義務教育とは、「保護者が子どもに教育を受けさせる義務がある教育」のことであり、子ども自身に学校に行く義務はありません。

文部科学省によると、義務教育の目的は下記となります。

義務教育の目的については,次の2点を中心にとらえることができるものと考える。

  • 国家・社会の形成者として共通に求められる最低限の基盤的な資質の育成
  • 国民の教育を受ける権利の最小限の社会的保障

義務教育を通じて,共通の言語,文化,規範意識など,社会を構成する一人一人に不可欠な基礎的な資質を身に付けさせることにより,社会は初めて統合された国民国家として存在し得る。このように,義務教育は国家・社会の要請に基づいて国家・社会の形成者としての国民を育成するという側面を持っている。

また,一方で,義務教育には,憲法の規定する個々の国民の教育を受ける権利を保障する観点から,個人の個性や能力を伸ばし,人格を高めるという側面がある。子どもたちを様々な分野の学習に触れさせることにより,それぞれの可能性を開花させるチャンスを与えることも義務教育の大きな役割の一つであり,義務教育の目的を考える際には,両者のバランスを考慮する必要がある。

(引用:文部科学省「義務教育の目的,目標」

まとめると、義務教育の目的は以下の3つです。

  • 社会に出て生きていくために必要な能力や考え方を身に付けるため
  • 1人1人の個性や能力を伸ばして、人格を高めるため
  • 幅広い分野の学習をすることで得意を見つけて将来の可能性を広げるため

大人になって社会に出た時に困らないように、一通りの知識や経験を積みながら、自分の個性も磨ける場として提供されているのが、学校です。

(関連記事:学校は何のためにある?高校に行く理由やメリットについて解説

学校に行く意味や理由は人それぞれ

学校に行く意味や理由は人それぞれ

「学校が存在する理由」は明確に決まっていますが、何を目的として学校に行くのかは人によって様々です。
「友達に会いたい」「友達と話すことが楽しい」という理由で学校に行く人もいれば、「部活動が楽しい」「県大会に出場したい」など部活を頑張るために通学する人もいます。
また、体育祭や文化祭などの学校行事が好きで、準備のため、行事に参加するために学校に行く人もいます。もちろん、進学や受験のため、好きな科目の授業を受けるため、勉強をしたいから学校に行く人もいます。

学校に行く理由に正解はないので、人それぞれ自分なりの楽しみを見つけて学校に行っているということです。

学校に行くメリットとデメリット

学校教育や集団生活など、家では出来ない経験を積めるのは、学校に行くメリットですが、反対に学校のルールや規則に縛られるため自由に制限をされてしまうデメリットもあります。

それぞれ詳しく解説します。

学校に行くメリット

学校は集団生活が基本なので、みんなで授業を受けたり、みんなで学校行事の準備をすることで社会性が磨かれます。納得できないルールや校則に不満を持つこともありますが、そういった経験も含めて、集団生活ならではの出会いや経験ができることが学校に行く最大のメリットです。

また、学校ではあらゆる科目の授業を受けられるので、その中で自分の得意や苦手を発見できたり、網羅的な知識を習得することが出来ます。
気の合わない人と出会うこともありますが、そういった人とも関わり合うことで対人関係能力を磨くこともできます。

このように、大人になってからも活かせる知識や経験ができることが、学校に行くメリットといえます。

学校に行くデメリット

学校には細かいルールがたくさんあります。
朝は決められた時間に登校しないといけないので、生活リズムや時間の制限がかかってしまいます。

時間割やカリキュラムも決まっているので、興味のない分野の勉強もしなければいけません。
お昼ご飯の時間や、給食であればメニューも決められているので、好きな時間に好きなものを食べることもできません。

校則に縛られるため、自由が大幅に削られてしまうことは、大きなデメリットといえます。

学校に行きたくない時の対処法

学校に行きたくない時の対処法

学校に行きたくない時はどうすればいいのか、対処方法について解説します。

(関連記事:子どもが不登校になる6つの原因!保護者にできる解決策とは?

学校は行かなくても良い

「必ず学校に行かないといけない」わけではありませんので、辛いのであれば、無理して学校にいく必要はありません。行かない選択を取るのも1つの方法です。

また、学校によっては、通学しづらい生徒に対して保健室登校や別室登校などが出来る場合もあります。そういったものを検討するのも良いかもしれません。
無理して学校に行き続けることで、体調やメンタルが不安定になってしまうこともあるため、自分の体調や気持ちを最優先に考えることが大切です。

学校以外の学びの場を探す

学校以外にも、勉強や友達作りをできる場所はあります。
勉強をしたいのであれば、学習塾や通信教育、家庭教師を利用するのがおすすめです。

友達や人との繋がりが欲しい場合は、習い事に行ったり、趣味の集まりや地域ごとのコミュニティに参加してみると気の合う人に出会えるかもしれません。

両方かなえたい場合は、フリースクールがおすすめです。
フリースクールとは、学校に行きづらい子どものために、子ども同士の交流や学習機会を提供する教育機関のことです。勉強の支援を受けながら、自然体験やスポーツ、芸術活動などいろいろなイベントにも参加できます。心のケアや生きる力を育むことが目的のスクールなので、学校のような細かいルールや規則はなく、自由に参加することができます。

(関連記事:フリースクールとは?学校との違いや選び方について解説!

不登校になるとどうなる?

学校に通えない生徒の数は年々増加しており、小学生の約2%、中学生の約7%が不登校となっています。

学校に行かないことで、進路や将来にどう影響するのか解説します。

(関連記事:高校生が不登校になるとどうなる?単位や卒業後の進路について解説!

不登校でも卒業は出来る

小中学校は、出席日数に関係なく卒業できます。
高校は、単位が足りないと卒業することが出来ませんが、出席日数が足りていなくても補講に参加することで単位が取れる場合があります。また、通信制や定時制の高校もあるので、毎日通学しなくとも高校を卒業することは可能です。

卒業後の進路

高校への進学率は約99%なので、ほとんどの人が中学卒業後は高校へ進学しています。
高校卒業後の進路は、進学が約60%、就職が約30%、その他(フリーター等)が約10%となっています。

進学や就職において、高校を卒業していることが条件であるケースも多く、高校を卒業できなかった人は高卒認定試験を受けるなどで対策をしています。

まとめ

社会に出てから必要なスキルや能力を身に付けるためにあるのが、学校です。
学校生活を通じて、人間関係の築き方や集団生活でのルールを学んだり、自分の得意なことや不得意なことを発見しています。

学校に行く理由は、友達に会うため、部活のため、学校行事のため、勉強のため等人によって異なるため、正解はありません。学校に行くのが辛い人や、学校に行く意味を見出せない人は、無理して学校に行く必要はなく、登校するもしないも本人の自由です。

学校には行きたくないけど、人との交流や勉強機会は欲しいという方には、フリースクールという教育機関がおすすめです。
「フリースクールここ」は、年代や性別・人数などに合わせて特色のある校舎を4か所で運営をしています。「少人数が安心」「同年代の友達がほしい」「駅から近いところだと安全に通えそう」など、お子さまのご要望に合わせて校舎をお選びいただけます。

見学や体験も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。